最近のトラックバック

2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

バナー

  • ブログランキング参加中 クリックお願いします!

Hファミリーの家づくりサポーター

無料ブログはココログ

« 計画案Bの修正希望提出! | トップページ | 「5つのつながり」をサポートするための家づくり (4)庭の家 »

2009年4月12日 (日)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (3)窓の家

 窓は採光、通風、換気、排煙、眺望、非常時の脱出口、外気の遮断、雨水の浸入防止など様々な目的に使われ、建築には無くてはならないものです。しかし、設計において窓は規格がはっきりしているため、比較的安易に決めてしまうことが多いものです。昨年新築した私の母の家でも、最も後悔したのが窓についてでした(;ω;)。特に高窓に引き違いの窓を採用したのですが、母や背の低い人には手が届かないのです。これは大きな誤算でした。後でインターネットを調べた所、先が輪になっているアルミ製の棒と窓枠に付けるパーツで構成されている商品を見つけました。この棒で、クレセントおよび窓の開閉ができる優れものです。値段もそれほど高くなかったので、わざわざ沖縄から取り寄せました。「まどの手(光建設)」という製品です。対応も非常に良く、便利に使わせてもらっています。キッチンに出窓を作ってクレセントに手が届かないような場合にも便利に使えます。このような母の家での失敗を教訓に、私達の家では窓については色々な観点から検討し、配置や種類についてもこだわりを持って設計していきたいと考えています。

1) 窓による「環境とのつながり」
 窓は外部からのエネルギーを取り入れる一方で、室内にこもった熱を逃すなど、室内の冷暖房効果に大きな影響を与えます。窓の開口部や位置について工夫をして、夏には風通しの良い涼しい家、冬には日光のダイレクトゲインを得る暖かい家を目指したいと考えています。特に前にも書きましたように土間と組み合わせることでその効果を最大限に生かせたらと考えています。特に風の流れについては重要視しています。室内の湿気をこもらせない事は非常に大切であり、ある程度敷地に余裕を持たせ、庭を充実させることで心地よい風を室内に呼び込みたいと考えています。特に妻と子供は冷房が嫌いなので、寝室は風の通り道としての窓を必ず設け、冷房いらずの夜を過ごせるようにしたいと考えています。

2)「自然とのつながり」としての窓
 窓から自然の風景を室内に取り込み、子供達の心にふるさとの原風景を残してやりたいと考えています。私達の町からは上毛三山は見えませんが、比較的小さいけれども、緑多き山々が身近にあります。四季折々の景色はとても美しく、四季の移り変わりを室内にいながらも知る事ができないかと考えています。住宅地のためなかなか取り込むのは難しいとは思いますが、できる限り設計で工夫したいと考えています。また、住宅地なので庭を充実させ、窓から見える庭の風景も「自然とのつながり」の一つとして考えたいと思います。特に南側は視界が開けており青い空がとてもきれいです。庭と青空の景色を大きな窓で切り取れたらとても素敵だと思います。Photo
 旧家屋の解体時に不動産屋さんに頼んで、数本植栽を残してもらいました。梅の木もあるのですが、2月に見事に花が咲きました。今までは賃貸なのでプランターでのガーデニン グでしたが、新居ではもっと本格的にガーデニングをはじめたいと思います。昨日も購入した土地の草むしりをしてきました。春の日差し(夏のようでしたが)のもと、一時間ぐらい汗を流してきました(^-^;。

3)「家族のつながり」と窓の役割
 みんなが集まった「家族の強いつながり」も大切ですが、本当はなんとなく気配を感じているような「弱いつながり」が最も大切だと感じています。特に思春期になると面と向かうことが少なくなり、つながりが疎遠になりがちです。このようなときには、日々の心の動きが少しでも察しられる間取りが必要と考えています。そのための間取りと窓の配置は十分に検討したいと考えています。子供は元より特に両親の介護が生じたときには、あまり干渉しないで自立を促すが、いつも存在を感じている窓越しの空間が是非とも必要だと感じています。

4)「地域とのつながり」と窓
 以前住んでいた市営住宅は比較的若い方が多いため、室内にいるか外出していることが多く、アパート周囲であまり人と接することがありませんでした。私自身はあまり感じなかったのですが、子育てで家の中に長くいる妻にとっては非常に孤独感があったようです。現在のアパートは川の土手の近くなので、いつでも犬を連れて散歩する人がいます。いつも窓から人の気配を感じられ、それだけで妻はほっとすると言います。やはり、人は箱の中に閉じ込められることは苦痛で、なんらか地域に家が開かれている部分が必要だと痛感しました。そんなことから今回のわが家でも外の人の気配感じられる窓が必要であり、この窓からの人の動きや町の風景も室内に取り込みたいと考えています。(ヒッチコックの「裏窓」という映画での人間観察する窓はとても面白かった。(*^-^))

5)その他
・天窓のような外から入る光により内部に明るさを与えたり、障子などで光を散乱させることで和かな光を得ることができるような開口部を設けたい。
・田村さんの設計でいつも素敵なのが外から見える家の窓です。わが家でも外から窓を通した我が家が暖かな風景であってほしいと願っています。

« 計画案Bの修正希望提出! | トップページ | 「5つのつながり」をサポートするための家づくり (4)庭の家 »

家づくりのコンセプト」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「5つのつながり」をサポートするための家づくり (3)窓の家:

« 計画案Bの修正希望提出! | トップページ | 「5つのつながり」をサポートするための家づくり (4)庭の家 »