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2009年4月30日 (木)

地盤について

 地盤調査を先週行ったのですが、地盤についてはかなり神経質になるぐらい色々調べました。一生住む場所ですので、地震や水害などの自然災害から逃れるためには、立地条件と同様に地盤にも注意が必要です。

 災害の専門家の話によれば、旧市街から山手にかけては比較的良好な地盤が多いということです。適当な場所をツルハシで掘ってみると、せいぜい50cmも掘れば、がちがちの砂礫が出てくる箇所が多いそうです。ごく表層を除いて、地盤構成の主要層が良好な砂礫でできている区画が多いと想像されます。

 しかし、全般に安全と思われる地域においてでさえ、所々ピンポイントにやや気になる地点が散在するのが現実で注意が必要ということでした。また、腐植土層については、人為的な造成だけではなく、大昔、山地から押し出した土砂が堆積して形成されることもありますので、山の迫った扇状地においては、谷地形の出口などの土地は少し注意が必要ということでした。豪雨の時に裏山から土砂が近くまで到達するような箇所は問題とのことでした。この点については、本物件が沢の近辺であり、若干不安な部分でもありますが、最近では大きな水害があったという噂はありません。

 沢は途中から地下にもぐるのですが、過去その箇所にごみが溜まって氾濫したことがあるそうです。道路に沿って東と南に流れ下ったと聞いています。しかし、本物件は沢から北南東に位置しており、土地は北から南へ緩やかに傾斜していること、また、宅地が道路面よりも高く、道路脇にL字型側溝もあるため、ある程度の水害には安心と考えています。

 豪雨時、地震時のいずれの場合を考えても、できれば地下水位の低い土地が望まれます。これについて本地域は地下水がかなり豊富で、この地域においても古くから井戸などの使用が多く、地下水位は高い可能性があります。本物件の周囲、特に北側では水の好きなコケ類が繁茂しているなど、その形跡もあり、基礎断熱する場合は十分考慮しなければならないと考えられます。

 市役所には、公共施設やビルなどの建設の際、ボーリングを行うので、その地盤調査の結果があります。建築家さんなどの専門家でないと嫌な顔をされますが見せてくれます。今回もあまり多くはありませんでしたが近隣でのボーリングデータがありました。近くの中学校のボーリングデータで、以下のような結果がありました。全般的に良い地盤でありますが、やはり地下水位が1.15mと高いのが気になる所です。

  1.8m  表土   地下水位 1.15m
  2.8m  粘土
18.25m 固結シルト

       深度[m]    N値
     1.15      18
     1.45
     2.15        44
     2.45
     3.15        41
     3.45
     4.15       50
     4.45
     5.15        50
     5.45

 その他に(財)群馬県建設技術センターが提供している群馬ボーリングデータを参照すると、南西に徒歩5分程度の場所のに2点のボーリングデータがありました。ここでも同様に地下水位が1.5mと水位が高いことと、地質はシルト質であり、沢の影響があるためと考えられます。それほど良い地盤とは言えませんが、N値からは大丈夫だろうと判断できました。

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