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2009年9月

2009年9月30日 (水)

「さくらの家」見学(1)

 日曜日に「さくらの家」の見学会がありましたが、私達は予定が合わなかったために、施主さんにお願いして先行してシルバーウィークの最終日に見学をさせていただきました。m(__)m。

 「さくらの家」の施主さんとは県庁で行われる「すまいる講座」から一緒でしたので、今回の竣工は自分のことのようにうれしく思いました。またこの次は自分達の番と、心が引き締まる思いでした。

 前のお寺の公園の敷地に車を駐車させたのですが、そこから見た「さくらの家」はとても風景となじんでいるなーとまず感じました。また、ご両親の母屋とも違和感が無く、以前からそこにあったかのよう錯覚すらするような感じがしました。田村さんの設計は周りとの調和をとても大切にされており、それがとても感じられます。

2009年9月29日 (火)

実施設計図の意味

 設計図が多くあると何が良いかというと、作るときに「ごまかせない」ということに尽きます。家づくりは多くの業者が参加する共同作業です。オーケストラに例えると、実施設計図面は楽譜で、専門工事業者が色々な楽器奏者と考えると非常にわかりやすいと思います。そして、なによりも指揮者重要です。

 Hファミリーの家づくりは普通の家づくりを目指しています。(多くの人からは特殊な家づくりと思われていますが・・・・・!)意匠が強く、技巧の優れた芸術的な家を目指してはいません。オーケストラで考えると、普通の演奏ができ、心地よく聞くことができればそれで十分なのです。その為には楽譜が必要であり、演奏者はなるべく忠実に楽譜を再現することが必要で、指揮者がその音楽を十分熟知していることが大切です。

 その楽譜すなわち実施設計図がきちんと詳細が描かれ、その楽譜を再現するための指揮者が、私達の場合は建築家さんがまとめ役として働き、施工業者が設計書をよく読んできちんと施工してもらえれば、私達の目的は十分達成することができます。

 そうゆう意味で家づくりにおいて実施設計図は本当に重要なものと私達は考えています。

2009年9月28日 (月)

実施設計を終えて

 建築家さんを家づくりのパートナーとして選んだ最大の理由は、この実施設計図を描いてもらうためと言って過言ではありません。多くのハウスメーカーや工務店は図面は大体20枚程度です。10枚前後であることも多々あります。それに比較すると建築家さんの家づくりでの図面は50枚以上、複雑になると100枚以上になることも多々あるようです。大変な作業だと思いますが、これこそ建築家さんの製品そのものであり、同じように見えますが、建築家さんの性格やセンスが図面に表れていると言ってよいと思います。

 実施設計書を一つ一つ眺めるだけで疲れますので、それを書いた田村さんの労力は計り知れないものがあります。本当にご苦労様でした。(と言いながら実施設計にも色々と要望を追加しています。苦労を知らず本当にすいませんm(__)m。)

2009年9月25日 (金)

実施設計図(6)

 実施設計図(5)の続きです。

21.建具表:外部建具及び室内建具の形状・サイズ・仕様などを表した表です。

22.設備配置図:建物外部の雨水・汚水・雑排水のルートを記載された図面。

23.設備平面図および設備器具表:給排水の系統図。給排水がどこを通っているのか、どんな器具を使っているのかがわかります。

24.暖房平面詳細図および暖房仕様図:暖房の系統図。各部屋の暖房について詳細に記述した図面です。

25.ガス配管配置図およびガス設備平面図:ガス配管の系統図。

26.電気配置図および電気平面図:電気の系統図。各部屋のコンセント、スイッチの位置、配線経路、インターホン・TV・エアコンの配線位置などがわかります。

27.照明位置図および照明器具表:照明に関する図面

28.筋かい計算書:建物(構造)の強度計算を表わしている。どれくらいの強度かがわかる。

30,外部給排水設備図

大体以上の図面を田村さんから提出していただきました。後の実施設計書にはもう一つ追加されており、

31.断面図:建物を縦、横それぞれの方向に垂直に切って描かれたものです。断面図は建物の垂直方向の空間の広がりを示す重要な図面で、床高、階高、軒高、最高点の高さ、天井高などが全て分かるように描かれています。また、縦・横の2方向から切ってありますので、建物の形状や屋根の勾配などもチェックできるようになっています。また、各種規制(道路斜線制限、北側斜線制限など)も書き入れられています。

2009年9月24日 (木)

実施設計図(5)

 途中から違う話題になってしまいましたが、実施設計図(4)の続きです。

17.部分詳細図:矩計図や平面詳細などで表現できない部分の納まりを表した詳細図面です。細かい納まりや寸法がわかります。

18.建具図:カウンター・収納ボックスなど造り付けの家具(既製品以外の家具)を設ける場合に作成される図面で、家具の形状・サイズ・仕様が明記された図面です。

19.展開図:部屋の中央部から壁面を見た姿図です。縮尺1/50で、部屋の空間形状・仕上・建具の位置と大きさなどを表した詳細図面です。

20.建具配置図:建具の置く場所が記載されています。家具などを置く場所は最初から決めておかないと、後でコンセントが家具で隠れてしまったりと、トラブルの原因になります。できれば事前に決めるかある程度自由度を持った設計をすることが必要だと思います。                  つづき

2009年9月18日 (金)

オープンシステム建て主同盟

 業者の選定は建築家さんに任せるか?自分も関与するかはとても悩みます。私もお誘いを受けメンバーになっている「オープンシステム建て主同盟」にその悩みを投稿してみました。この「オープンシステム建て主同盟」は、新潟でオープンシステムで家を建てたノンさんが主催しているもので、雑誌「イエヒト」で取り上げられた方も何人かメンバーで参加されています。また、オープンシステムで家を建てられた方のブログのリンクが網羅されていて、とても参考になるサイトです。オープンシステムのホームページでもリンクされています。ホームページは

http://c.webry.info/at/noneta/open-system/index.htm

です。質問にもとても的確に答えてもらえますし、オープンシステムの先輩建て主さんからの生の声はとても参考になります。今回の業者のことに関してもとても参考になりました。m(__)m。

 やはり、建築家さんにお任せするのが一番良いとのアドバイスを頂きました。一番の悩みは田村さんが西毛の仕事が多いため、業者が遠いと言うことです。それと、地域とつながる家づくりをコンセプトとしているため、できれば近隣の業者さんとの繋がりを大切にしたいという思いもあります。

 自分としても田村さんの選定した業者を中心に、メインテナンスなどが必要な業種は東毛を中心として考えたいと思います。多少リスクは多くなると思いますが、田村さんの詳細な図面があれば大丈夫と確信しています。

2009年9月17日 (木)

業者リスト

 打ち合わせの最後に田村さんが薦める業者リストを頂きました。今後私達の業者リストを加えて、相見積もりとなる予定です。業者選びも田村さんに全部任せてしまえば楽なのですが、性格的にどうしても拘りたくなってしまいます。

 多くの分離発注をやられた方からは建築家さんに任せるのが一番とアドバイスを受けますし、親戚や友達を伝手に選んだ場合の失敗談もかなり聞きます。

 そうゆう意味では、自分達が選んだ業者が凶と出るのか吉と出るのか、本当に不安な面があります。しかし、分離発注の一番の魅力は自由に選べることであり、その自由を自己責任で謳歌することは、納得した家づくりでは必要なことだと思っています。
ですので、業者に関してもこだわってみたいのです。

 結局そんなことを考えながら業者選びに頭を悩ませる毎日です・・・・!

2009年9月16日 (水)

実施設計最終打ち合わせ

 「長ーい家」の見学会後に、実施設計の最終打ち合わせを行いました。実施設計書を読むのは大変でしたが、要望した修正箇所をすべて田村さんから説明していただき、納得した形で、最終打ち合わせが終わりました。唯一玄関ポーチをタイルにするかどうか悩みましたが、田村さんの提案どおり、コンクリートで仕上げることとしました。

 家づくりは色々考えるとどうしても「あれもこれも」と要求が出てきます。「足るを知る」ことの難しさを常に痛感しますが、あまり足るを知りすぎるのも遊びが無くつまらないのでどうかと思います。

2009年9月15日 (火)

「長ーい家」の完成見学会

 13日(日)の午前中に「長ーい家」の完成見学会と田村さんとの実施設計の最終打ち合わせを行いました。「長ーい家」は構造見学会のときは動線が非常に長くなってしまわないかと心配していましたが、出来上がってみるとそれほど動線も長くなく、非常に使いやすい間取りとなっています。これも玄関の出入口を中心に持ってきたことが大きい要因だと思いました。また、何よりも南の畑に向かって開かれている掃きだし窓が、開放感とおおらかさを感させ、一段上がった畳の端に座っていると、何かほっとした気分になり、その場から離れられなくなりそうでした。

 施主さんも常に笑顔で、家づくりがとても順調に進んだことが手に取るようにわかりました。私達の家づくりも中盤を過ぎ、色々な事がありますが、最後には笑顔になるよう努力したいと思います!

2009年9月14日 (月)

実施設計図(4)

 実施設計図(3)の続きです。

12.床伏図:1階の床組み・土台・柱を平面的に表した構造図面です。土台・大引・床束・柱などの配置・寸法・継ぎ手位置・樹種や耐力壁の種別などを表した大変重要な図面です。

13.梁伏図:各階床の骨組みを平面的に表した構造図面です。梁・柱などの配置・寸法・継ぎ手位置・樹種や耐力壁の配置などを表した大変重要な図面です。

14.小屋伏図:屋根を取り払って真上から見た図。小屋裏の構造と部材の大きさや位置、庇や軒の出などがわかります。

15.軸組図:柱・梁・小屋・耐力壁などの構造骨組み及び金物の配置を立面的に表した構造図です。

16.矩計図(かなばかりず):建物の高さ関係の納まりを表した詳細図面。縮尺1/30で、基礎・床組み・小屋組み・バルコニー・建具・軒先などの寸法・納まり・仕様を表した重要な図面です。この図で家の大体の仕様がわかります。田村さんの設計では色々な所の矩計図あり、非常に丁寧に描かれています。とても見ていてイメージが沸きます。  つづき

2009年9月11日 (金)

実施設計図(3)

 実施設計図(2)の続きです。

7.屋根伏図:建物の上空から見下ろして、屋根の形状を表した図面です。屋根形状が複雑な場合や屋上を利用する場合に作成されますが、一般的な建物は作成されない場合が多いです。でも、私たち家の屋根は単純ですが実施設計図にはちゃんと書いてありました。

8.天井伏図:床面より1.2m程度の高さで、水平面を切断して床に寝そべって天井面を見上げた姿図です。天井の形状が分かります。

9.立面図:建物の外観を東西南北の各方角からみた図。外観デザイン、屋根勾配、開口部の位置など建物のプロポーションがわかります。

10.基礎詳細図:基礎の断面形状を表した構造詳細図。基礎の断面寸法・配筋のサイズ、ピッチなどを表した大変重要な図面です。十分チェックしましょう。

11.基礎伏図:基礎を真上から見た図。基礎の形状、アンカーボルトの位置、束の位置、床下換気口の位置などがわかります。斜線がありますがこれがコンクリートの打つ回数なのだそうです。   つづく

2009年9月10日 (木)

実施設計図(2)

 実施設計図の続きです。

4.案内図:敷地周辺の地図。周辺環境がわかります。この図面も家の表題登記をするときに役立ちます。田村さんの作成する案内図はとても分かりやすく、いつも見学会に行く時、迷うことなくスムーズに目的地に行き着くことができます。これも田村さんのセンスが良さの証拠だと思います。

5.配置図:建物と敷地の位置関係、道路、隣地と敷地の関係、敷地の高低差、方位などを表現した図面です。この図により敷地全体のイメージをつかむ事ができます。

6.平面詳細図:一般に言う「間取り図」です。床面より1.2m程度の高さで、水平面を切断して見下ろした図面で、部屋の配置や広さ、動線、使い勝手、建具の開き勝手などの建物の平面的概要をつかむ事ができます。縮尺1/50で細かく表したものが詳細図面で、構造材・建具・住設機器などの位置や寸法・納まり・仕様を表した重要な図面です。田村さんの場合は、建築後に部屋に入れる物品(テレビ、家具、家電品などなど)も平面図に描いてあります。これはとても大切なことで、建てた後荷物が入らないというトラブルを最小限にする事ができます。    つづく

2009年9月 9日 (水)

実施設計(1)

 先々週の土曜日に田村さんと打ち合わせを行いました。実施設計書を頂き、概要を説明していただきました。実施設計とは、基本設計で描いた図面を、より専門的および詳細な図面や仕様を書いたものです。工務店さんでの設計と違い、かなり細部まで描かれており、枚数もビックリするほどあります。

頂いた図面および書類としては

1.特記仕様書
 建物の概要を言葉で表した図面で、各工事別にかなり詳しいことまで書かれています。わからない言葉が多く読むのが面倒なのですが、きちんと目を通しておきたい箇所です。

2.面積表
 建物の面積を計算した図面です。面積表、令46条4項(軸組工法での構造耐力を計算するのに必要な図面みたいです。)による算定のための面積、見付面積(風を受ける建物の面積のことで、風圧力に対する必要軸組の長さを求める元になるようです)が描かれています。もし自分で家の表題登記をする場合面積表が必要になりますので、この図面からトレースすることとなります。ただし、建築基準法の面積と表題登記の面積は違うので注意が必要です。

3.シックハウス関係表
 シックハウスの問題に関係する換気、建材の種類などを記載した表です。居室毎の機械換気設備と体積から換気回数を計算します。一時間当たり0.5回以上の換気ができるとOKです。Hファミリーの家は第3種換気で、0.69回/hrと計算されていました。また、確認申請では、使用建築材料表で告示対象建築材料の種別(等級)を明示しなくてはなりませんので、使用建築材料表が必要です。田村さんの場合殆どの建材が、既存のものを使わないので、すべて規制対象外となります。              つづく

2009年9月 8日 (火)

不動産会社(1)

 土地探しで最も重要なのは良い不動産業者に出会うことです。これは良い建築家さんを探す以上に難しいと思います。仲介業者は購入したい土地周辺の不動産屋しか選択の余地がありませんので、どうしても数が限られます。建築家さんでしたら群馬や栃木、さらに施工監理を考えなければかなり広い範囲から探せます。

 とにもかくにも不動産屋にアプローチすることにしました。まずは安心を得るために比較的大きな不動産屋を2件、小さな地元密着の不動産屋はメールを出して返答のあった2件に訪問してみました。

2009年9月 7日 (月)

土地の条件

 「家づくり」を家族全員で決意しましたが、その家を建てる土地がありません。購入した土地に関しての情報は以前のブログに書きましたが、土地探しに関しては載せていませんでした。土地探しはかなり難航し1年半以上費やしました。その経過について書いていこうと思います。

 土地探しは2007年の夏頃、母の家づくりの設計をしていた最中に開始しました。土地探しの条件は

1)旧市街地で古い町並みで、コミュニティーがしっかりしている所
2)広さは50~100坪ぐらい
3)できれば現在の子供の通学区範囲内

と、それほど難しい条件ではないと思っていました。

2009年9月 4日 (金)

夫婦と家づくり(5)

 現在、コンセントやテレビの配線など些細のことですが、新たな相違に気付き、今さらながら夫婦の考え方のギャップに戸惑います。これにうろたえず受け入れられるか…が家づくりの行方を左右するのでだと思います。

まだ、夫婦だけですからいいのですが、これが2世帯住宅になったら、私には想像を絶するものになります。どこまで歩み寄れるか私にもまったく自信がありません(笑)。

2009年9月 3日 (木)

夫婦と家づくり(4)

 私達の家づくりでも最初から家のイメージが夫婦で異なりました。妻は和風建築が好きでしたし、夫はモダンな家が希望でした。この価値観の相違はかなりの時間、平行線のまま時間が過ぎました。その間にお互い家のことについて本などで勉強して、ようやくお互いが納得できるイメージをつくることができました。どの部分を和風とし、どの部分をモダンにするのかを良く話し合い、私たち独自のモダンで和風の家を目指すことで合意しました。

2009年9月 2日 (水)

夫婦と家づくり(3)

 この違いを埋めていく作業こそが「家族になるための努力」なのだと思います。お互いあきらめずに根気強く話し合う。確かに、壁の色、水栓の種類、お風呂の窓の位置などなど、数え上げたら切りが無いほどお互いの意見は対立します。話し合うと本当に他愛も無いことに膨大な時間がかかります。そんな些細なことですが、その些細なことに個人個人の価値観があるのだと思います。

 その話し合いの中からお互いの将来の方向性が少しでも明確になれば、家づくりは成功したことになります。そして、夫婦の危機から脱して、明るい夫婦の未来が見えてくるのだと思います。大切なことはお互いが投げ出さないで粘り強く話し合うこと。その結果、愛着のある家が完成し、その中に心地よい空間が生まれるのだと思います。

2009年9月 1日 (火)

夫婦と家づくり(2)

 「子育て」と「親の介護」はたぶん一番夫婦の危機として大きな問題ですが、解決方法は非常に簡単で、お互いができる範囲で協力を惜しまないことであり、とにかく、負担を分担することができればこの危機は乗り越えられます。答えは簡単ですが、なかなかそれを実現するのは大変ですが・・・・!

 しかし、「家づくり」の問題は結構根が深いものがあります。家づくりでは、どんな夫婦の将来を描き、今後どのような生活を営み、家という空間をどのように共有するかを決める必要があり、このときに夫婦の考え方が大きく違うことに気付かされます。この違いを埋めていく作業は結構大変です。小さなことからの価値観や生活習慣などなかなか譲れない部分が多々発生してきます。

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