基礎工事(15)
コンクリートの打設はクリスマスイブの日になりました。生コンクリートは生コン工場から出荷された後、90分以内に打設する必要があり、あまり遠方からは望ましくありません。Hファミリーの家では車で10分程度で、まったく問題がありません。合計で5台のミキサー車が交代しながら打設したようです。
一体打ちはポンプ車で耐圧盤と立上りを一回で打ちこみます。コンクリートの打設は、まず外周部立ち上がり部分から流し込み、内パネルの下部より少し上がったところまで打設します。内部間仕切も同様に回し打ちし、ひと回りしてから立ち上がり天端まで打設します。むやみに打つとコンクリートが吹き出してしまうので、鳶の頭の熟練が要求される作業です。その後に土間の部分を打ち均しを行ないます。
打設途中です。ポンプ車を使うとかなり遠くまで一気に打てます。
土間部が終わると、基礎立上りの天端(てんばと読む。上端を意味します)を水平に仕上げるために基礎レベラーというものは流し込みます。いくら水平になるからといって、ただ流しこめば良いわけではありません。材料に粘性があるため水面と同じところまでは至りません。型枠の奥側に40~50cm間隔で釘が打ってあり、天端釘と言います。この頭までレベラーを流し込み水平を確保します。目標は2mmだそうです。建物の水平はこの作業で決まってしまいますがら、大変重要な作業です。
当日は仕事で現場は朝と昼に少ししか見れませんでしたが、本当に生コンと格闘しているかのような仕事ぶりでした!朝8時から夕方暗くなるまで本当にご苦労様でした。私たちにとって何よりものクリスマスイブのプレゼントですが、作業した方は疲労困ぱい、よきクリスマスイブになったのでしょうか?m(__)m!!
« 基礎工事(14) | トップページ | 基礎工事(16) »
「基礎工事」カテゴリの記事
- 基礎の失敗と修正(2011.02.10)
- 外土間コンクリートの石埋め(2)(2010.02.17)
- 外土間コンクリートの石埋め(1)(2010.02.16)
- 基礎外断熱保護モルタル塗り(2010.02.15)
- 布基礎部と床暖房部の土間コンクリート打設(2010.02.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント