建て方(2) シロアリ対策
シロアリ対策はどこまで行ったらよいかは、施主の意向によるところが大きいと思います。田村さんにシロアリのことを聞くと、シロアリはどこにでも居て、いつ被害にあうかはわからないと言います。
Hファミリーではシロアリは点検をすることにより防御しようと考えました。田村さんの家づくりはシロアリ対策はかなり慎重に行われています。Hファミリーではそこに点検しやすいように土台ガードEXを付加させてもらいました。下に土台の模式図があります。
田村さんのシロアリ対策は(もしかすると解釈が間違っているかもしれませんが!)
1)防蟻断熱材の使用(スタイロフォームAT)
2)断熱材を土と触れないように、捨てコン部分から樹脂モルタルを塗る。特に基礎のしたの部分が少しL字になっているのは細かい配慮だと思います。
3)給排水などの各種配管を基礎の立ち上がり部分から床下に導入。、配管スリーブを地面から離すことによりシロアリ進入を防ぐ。(これは標準ではありません。)
4)断熱材と断熱材との接続面からのシロアリの進入を防ぐため、接続面をVカットしてそこに防蟻剤入りの接着剤を塗る。
5)基礎の天端に「アリダンGAンテープ」を張る。このシートは防蟻剤が含まれているためにシロアリが通り抜けることができません。「アリダンGAテープ」はゴムみたいなものに接着剤がついたものです。接着剤にはシラフルオフェン(農薬にも使われる薬剤ですが、それほど強いものではないようです。)といわれる防蟻剤が含まれており、これにより断熱材や隙間から這い上がってくるシロアリを防御しています。表面は芯墨が出せるように墨が打てます。また、アリダンテープを基礎の外側にはみ出させる事により、その部分を蟻返しとしても使っています。
防蟻剤入り断熱材のつなぎ目にも防蟻剤入り接着剤を塗り込みます。
防蟻剤入接着剤
アリダンGAテープです。もし断熱材の中をシロアリが這い上がってきてもこれでシャットアウトです。
« 建て方(1) 土台伏せ | トップページ | 建て方(3)シロアリ対策2 »
「建て方」カテゴリの記事
- 建て方(7)(2010.03.02)
- 建て方(6)(2010.03.01)
- 建て方(5)(2010.02.26)
- 建て方(4) 一日目(2010.02.25)
- 建て方(3)シロアリ対策2(2010.02.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント