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2010年3月

2010年3月31日 (水)

構造見学会

 「まちの家」の構造見学会を3月20日の土曜日に行ないました。これから田村さんと家を建てられる方、田村さんに設計をと検討されている方など多数お越し頂きました。構造見学会はハウスメーカーでは行われませんが(展示場があるので)、工務店さんでも良く行なわれます。Hファミリーもかなり多くの構造見学会に参加させていただきました。各工務店で色々工夫した催しが行なわれ、工法などについても資料等が用意され大変勉強になりました。また、見学会に行くとプレゼントまで用意されておりそれも楽しみだったりしました。

 しかし、建築家さんの構造見学会は本当に質素なもので、特別なイベントとしては行なわれません。とにかく「見てみて質問して!」となります。しかし、家づくりの知識がないと、なかなか構造を見ても理解することは難しく、当初あまり質問も多くありませんでした。しかし、色々説明を田村さんや私が行なっていると、その後は色々な質問が個別に行なわれ、多くの方が1時間以上、長い人では2時間に及んで色々質問を受けました。やはり皆さん家づくりでは色々な疑問や不安を抱いており、真剣そのものでしたた。私たちも構造見学会で「片流れ屋根の家」の施主さんにお会いしたのが、田村さんと家づくりをする一番大きな要因になりましたので、このように直接施主に意見を聞く機会は大切だと感じています。(旨く家づくりについて伝わったかどうかは?ですが)

 構造見学会は確かに大切で、完成見学会では見えなくなってしまう部分なので見ておくことは大切だと思います。しかし、それ以上に見学会は施主とあう良い機会です。その方が本当に色々なことが学べると思います。

2010年3月30日 (火)

工期について

 Hファミリーの家づくりは「なるべくゆっくり、じっくりお願いします。」と中野建業さんにお願いしています。社長さんからは「今時珍しいですね!」といわれましたが、その点については了解してもらい工事を進めています。

 今の家づくりはいかに速く家を建てるかが儲けに繋がるため、いつも職人さんは工期を気にして作業をしています。家づくりは今回の屋根工事のように予期しない雨が続くこともありますし、建材の調達が遅れることやその他にも工期が遅れる要因が多数存在します。そんな中で工期だけ厳守すると、結局手抜きに繋がることになりかねません。これは、手抜きをしようとして生じるものでなく、不可抗力によるものだと思います。ですので、施主は「工期」に対して必要以上にシビアになるべきではないと思っています。1~2週間程度の遅延は「想定の範囲内」であり、そのくらいの「費用」と「心」のゆとりが必要だと思います。

 施主が「工期を守って」と言わなくても現場は工期を守るように進められます。それは「工期遅延」=「損」だからです。一旦工事をスタートしたら滞りなく工事を進めることが一番なわけで、仮に施主が「慌てないで!遅れても構わないから丁寧にやって下さい」と言ったところで、現場は聞く耳を持たないわけです。忙しい工務店なら、次の現場の予定も詰まっているのでなおさらのことです。工期と言うのは「施主の事情」に縛られているわけではなく、多分に現場事情によって縛られていると思います。それなので必要以上に現場にプレッシャーをかけたときに「手抜き工事」は発生するものと考えて良いと思います。

 そう考えると、「なるべくゆっくり、じっくり」という私達の願いは、実は専門工事業者さんにとってはかなり無理な要求をしていることにもなります。しかし、そこのところは家づくりの情熱に納得していただき、了解していただきたいと思いますm(__)m。

 とは言うものの現場が当初は雨や雪で危機として工事が進まない状況では色々と心配事もありました。しかし、工程の一つ一つを確認でき、細かい部分も理解し、納得しながら工事を見ていけることの良さを現在実感しています。Hファミリーもだんだん心の余裕をもって家づくりを捉えられるようになってきたみたいです。

 「まちの家」は大工さんの都合に合わせて工事の工期を決めるように進めています。3月中旬まで大工さんの手が開かなかったため、下旬に工場で刻みの作業に入り、4月初旬から本格的に現場で木工事が始まる予定です。田村さんのブログでもあまり進みませんがトラブッているわけではないのでご安心下さい。

2010年3月29日 (月)

瑕疵担保保険の中間審査

 3月2日に瑕疵担保責任保険の中間審査が行なわれました。昨年10月から、住宅瑕疵担保履行法が施行されました。この法律は、2005年の姉歯事件の際に、マンションを購入した人たちが、建設会社や販売会社から何の保障も受けられなかったことを大きなきっかけに制定されました。建築業者は住宅購入者のために保険に入ることが義務付けられ、田村さんの分離発注としてはHファミリーの「まちの家」が初めて保険の対象となりました。分離発注は建築業者が1社ではないため非常に複雑になりますが、その件は以前に記しましたのでここでは省略します。

 審査は1時間程度で終わりました。構造に関するチェックと屋根が主なもので、何枚か写真を撮影していきました。田村さんがいつも監理していますので、何の問題もなく合格となりました。

Photo
Photo_2

2010年3月26日 (金)

屋根工事(4)

 構造見学会のときに田村さんにお聞きしたのですが、垂木と同じ幅の@455でビス止めを行なえるようになったのは最近だそうです。その前は@333の製品しかなく、そのため垂木の部分にビスが打てないので下地との連結が少し甘かったようです。そのため野地板を二重にして、連結強度を稼いでいたそうです。@455が安価に手に入るようになり、現在ではようやく垂木と同じ幅で施工できるようになったそうです。また、カン合部分にはメスの方に止水止(パッキンみたいなもの)が入っており、水が毛細管現象でハゼ部内部に入ってきても、ここで止まるようになっているようです。二重三重の防水対策が施されておりガスバニウムが朽ちるまでは雨漏りはないと確信が持てました。

 上ハゼをかぶせた後に、全てのハゼ部にキャップをはめ込み、平部分の軒先を唐草に巻き込みませ、雨仕舞いを万全にします。最後に棟の部分もガルバで包み込みました。

Photo_9

ハゼの部分完成です。

Photo_10

玄関ポーチ棟の部分完成です。

 ここまでの工事で屋根の第一期工事終了です。この後は軒天が張り終わった後で破風巻きなどが行なわれる予定です。雨に悩まされた屋根工事でしたがスズキ建材の石坂さんの丁寧な作業で綺麗に屋根が葺きあがりました。石坂さんはとても職人気質の方で一人で丁寧に施工してくださいました。屋根工事は複数でやるのかなと思っていましたが、石坂さん曰く一人でやるほうが納得できる仕事になるそうです。また、ルーフィングが濡れたときは絶対に屋根工事を行なわないのも徹底していました。本当に安心して工事を任せることができました。かなり長い時間をHファミリーの屋根工事に費やしていただいたことなり大変恐縮しております。心から感謝いたします。

2010年3月25日 (木)

屋根工事(3)

 ルーフィング敷き込みの次は軒先唐草、ケラバ唐草の取り付けが行なわれました。唐草は屋根から落ちてきた水を軒先から雨樋の中に正確に誘導するものです。建築用語で、瓦の先端に付いている模様を”唐草”と呼び、その部位に取り付ける水切りなので「軒先唐草水切り」と呼ばれ、そのうち短縮して「唐草」と呼ぶようになったようです。ですので、板金屋根だとまったく「唐草」と呼んでいること事態おかしなことになります。唐草は、ルーフィングの下になるように施工することが重要で、ルーフィングの上に唐草を取り付けると、雨で鼻先の小口の木を濡らし傷める原因となります。
Photo_4
軒先の唐草部分です。ゴムアスの下になるようにきちんと施工されています。

 次に屋根材の水上部分を「立上げ加工」します。この作業は雨水が逆流し、建物内に入らないようにするためです屋根材の水上部分の屋根材を起こして立上げ加工し、その後に「雨押え」という水切を取付け、雨をシャットアウトします。

Photo_5
上のほうを見ると立ち上がりがあることがわかります。

 ここまで終わるとようやく平部分の取り付けとなります。吊子一体型ですから。下側吊子のハゼにワッシャー付きビスで垂木と同じ幅で@455で下地と締結していきます。上ハゼをかぶせ軽く踏み込むだけで簡単に嵌合(カンゴウ)します。

Photo_8

ビス留め

Photo_6
踏み込むことで平部分を隣同士カン合しています。

2010年3月24日 (水)

「神はディテールに宿る(God is in the details.)」

 先にも書きましたように田村さんの設計では非常に細かな部分まで設計図に描かれています。その田村さんの設計図書を見ていると「神はディテールに宿る(God is in the details.)」という言葉をいつも思い出します。この言葉は色々なところで引用されるので耳にした方も多いと思いますが、この言葉はドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。ミースはル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライトと並んで近代建築の三大巨匠と呼ばれる名建築家です。二人の巨匠に比べると日本では少し名前が売れていないかもしれません。有名な建築には四方をガラスの壁で囲んだファンズワース邸があり、ドイツのバウハウスの校長も勤めています。日本では建築というよりもバルセロナチェアーの方が有名かもしれません。

Farnsworth_house

(http://nob-asai.cocolog-nifty.com/blog/cat20304716/index.htmlから)

 彼の言葉でさらに有名なものとして「Less is more」というものがあります。どう訳したら良いかは難しいのですが、「そぎ落としたものはより豊かである」とでも言ったら良いのでしょうか、千利休の「侘び寂び」に近い感覚がそこにあるような気がします。家づくりや日常生活において「Less is more」は是非とも頭に入れておきたい言葉だと思います。凡人の私たちはどうしても、「More is less」になりがちです。あれもこれもと要求が多くなり、結局はまったく無用の長物となる。Hファミリーも田村さんには色々要求しながら色々なことをそぎ落としたつもりなのですが・・・・!。果して新築はより豊かになものとなってくれるでしょうか?

バルセロナチェア1P/ミース ファン デル ローエ

2010年3月23日 (火)

屋根工事(2)

 外断熱の場合下屋のルーフィングを施工する前に、下屋の屋根と取り合う外壁には断熱材と防水防湿シートを先行して取り付けなければいけません。こうゆう部分が外断熱の場合には一手間かかります。その上、田村さんの設計では下屋と外壁の部分は一番雨漏りの心配が高いので、防水防湿シートを二重にしてあります。特に下屋の軒先は先行して取り付けないと二重に張れないので、屋根工事の前にタイベックシルバーを2重に重ねています。

Photo
写真の右側のタイベックシルバーが二重になっていることがわかりますか?

 さらに下屋と外壁の部分や棟部には全て下地の木を取りつけています。その上にガルバリウム鋼板材料を立ち上げ加工し、さらに雨仕舞を良くしています。これは雨押さえ水切りと呼び、屋根と壁を接合する部位をカバーする役割で壁を伝い落ちた水を屋根の上に排出するように設計されてします。さらにこれは台風などの強い風と雨の場合に雨水の吸い上がりが考えられ、このように立ち上げておくと、外壁への雨の侵入防止にたいへん有効となります。ただし、棟部などではこの水切りの高さが上がって見た目が少しごつくなるのが欠点ですが、何よりも雨仕舞が大切です。
 また、この下地の木ですが上面が斜めに加工されています。これは水切りが良くなる工夫なのですが、普通の角材が仕えないため、加工を中野建業さんお願いし、取り付けをスズキ建材さんが行なっています。素人には何気ない部分ですが、施工する側としては結構面倒な作業であり、分離発注だとその工程の管理が面倒になります。しかし、こうゆう細かい部分の配慮が、田村さんの設計の大きな特徴であり、施工業者さんには大変申し訳ないのですが、しっかり段取りと施工をお願いするしかありませんm(__)m。
Photo_3
打ち付けた木が斜めに加工されていることがわかります。

 田村さんの設計では素人の私なりに気付いた点でもかなりの数の細かい配慮があるのですから、プロから見るともっとたくさんの箇所に色々な工夫があるのだと思います。

2010年3月19日 (金)

屋根工事(1)

 上棟式が終わり、次は屋根板金工事だったのですが、ご存知のとおり2月は、雪、雪、雪・・・!稀に見る異常気象?の影響で、屋根工事は2週間にわたり延期となりました。建て方時にも雪に打たれていますので、ここは十分乾燥した後に屋根工事をしたいと田村さんに希望し、ようやく2月22日から屋根工事が開始しました。大工さんも3月後半から入る事になっていますので慌てることも無いのですが、周りの人からは工事が止まったまま2週間経過・・・。心配の声が色々なところから聞こえてきました。特に工務店さんが倒産してしまったのではないかという噂が・・・!(群馬でも次々と倒産していますので、心配はごもっともだと思います。)その後天気はようやく回復し無事に工事再開、スズキ建材興業さんの工事がスタートしました。(しかし、1週間後にはまたもや天気が・・・!)

 まずは建て方時に敷き込んであったルーフィングの上に二重にルーフィングが敷き込みまれました。ルーフィングはゴムアスファルトルーフィングを使用しました。ゴムアスのルーフィングは、繊維が中に入っているため破れにくく、バーリング効果(釘などを打ってもルーフィングが釘を巻き込むことによってそこから雨水が浸透しない)が優れているので、雨漏りの心配をかなり軽減できます。値段も普通のルーフィングより高価ですが、ここは妥協しない方が良いと思います。また、ルーフィングの型番には23kgなどの重さが記載されています。これはルーフィング一巻(1m×21m)の重さであり、重いですが23kg以上のものを選択したほうが良いようです。Hファミリーでは木工事では日新工業のカッパ21(21と書いてありますが重さは23kgです。)と三星のPカラーEXを使用しています。ルーフィングは、屋根の流れ方向に対して横方向に施工し、重ねは横方向には200mm以上、縦方向には100mm以上重ねます。下屋での外壁との取り合い部分は、ルーフィングを200mm以上立ち上げます。ルーフィングの重なりチェックは田村さんがきちんと行なっていますので安心です。住宅で一番大切なのは躯体と雨仕舞だと思います。そうゆう所は竣工後は見えない部分であり、その部分をきちんと監理してもらうことがとても大切です。これを疎かにすると欠陥住宅につながります。

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ルーフィング敷き込み

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ルーフィング重ね幅検査

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ルーフィングの外壁への立ち上がり

2010年3月18日 (木)

屋根の構造(2)

 ルーフィングを2重にした事は前にも述べました。これで雨仕舞はかなり向上します。野地ですが杉板が標準です。田村さん曰く「なんとなく安心」だそうです。現在は防水の合板などが使われますが、やはり田村さんは無垢を売りにしていますので杉板は当然の選択といえます。合板よりも施工するのに手間が掛かるため屋根工事に時間が掛かる点が欠点かもしれません。

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野地の杉板を張り込んでいます。(田村さんのブログから借用)

 その下に通気垂木がきます。40mm程度がまったくの通気層になりますので、これはトタン屋根の一番の欠点である熱さ対策に非常に有効です。Hファミリーの屋根は片流れなので軒先から入った外気が暖められると自然と水上軒先へダイレクトに換気されるので、非常に効率よく熱を逃がしてくれます。

 その下はタイベックシルバーという透湿防水シートがきます。ここら辺は田村さん特有な構造だと思います。このシートにより万が一ルーフィングから雨水が浸入した場合もここで止まり通気層で乾燥します。また、透湿なので、室内から透過してきた湿度も同時に通気層へ排出することができます。
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タイベックシルバーの敷き込み(田村さんのブログから借用)

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室内側から見たタイベックシルバー

 タイベックシルバーは化学メーカーでは老舗のご存知デュポン社の製品です。たぶんかなり強気の値段だと推察されますが、田村さんは標準で使っています。透湿防水シートにアルミを特殊技術で蒸着させ、遮熱効果を持たせた商品です。そのため夏のトタンからの焼け込みを軽減することができます。田村さんになぜディポン社のものをするか聞いたところ、「他の製品は蒸着したアルミが劣化でパラパラ剥げる事があるものが多いので!」ということでした。恐るべしデュポン!

 タイベックシルバーの下は垂木となります。現在の躯体工事ではここまでの工事が既に終わっています。

2010年3月17日 (水)

屋根の構造(1)

 Hファミリー「まちの家」の屋根構造は上から

    0.4mm JFEガルバニウムカラー 立平葺き (色:アイアンシルバー)
    三星PカラーEX ゴムアスファルトルーフィング (屋根工事)
    カッパ21 ゴムアスファルトルーフィング (大工工事)
    12mm 野地杉板
    通気垂木 40mm×45mm 
    タイベックシルバー(透湿防水シート) 
    垂木 150mm×45mm  垂木間には16kgのグラスウールを100mm充填
    垂木下 45mmネオマフォーム
    野縁 30mm×40mm (天井板を張るための細長い横木)

となっています。

 ガルバニウム鋼板とはアルミと亜鉛の合金をメッキした鋼板のことで、耐食性に優れ、細かい傷でも自己補修性があるといわれています(自己補修性はステンレスでも同じように起こります。カラーステンレスの方が良いかもしれませんが懐具合と相談が必要です。)。田村さんの設計では0.4mmと一般の0.35mmよりも厚いものが使われます。高々0.05mmですが、薄くなるとこのくらいでも耐久性は大幅に違います。ケチらない方が良いかと思います。

 立平葺は非常に人気がある葺き方です(立ハゼ葺とも云います)。その原因は見た目がとてもすっきりするからだと思います。立ハゼの部分が、瓦棒葺のような桟の部分が太くなく、屋根勾配がゆるくできるために非常にシャープに見えるためと思います。田村さんの仕様では屋根材は工場で成型される吊子一体型のカン合タイプを使用します。一体型吊子の採用により、「ハゼ締め」が不要となり雨仕舞いが非常に向上します。また、金属屋根は温度によって伸縮するので、直接固定すると「遊びの部分」が取り難くなりますが、吊子で止めた場合はどのような伸縮にも対応できます。いわゆる「逃げが効く」ことができます。以上の理由で立ハゼ葺きは、最も雨仕舞が良い方法のように思います。この方法ですとかなりゆるい屋根勾配(5/100まで)まで使うことができます。Hファミリーの屋根は15/100(1.5寸)であり、十分に対応可能です。

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一般に行われる「ハゼ締め」作業

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今回採用した吊子一体型のカン合タイプ

 色の選択ですが、なるべく汚れが目立たないようにと瓦の色に近いものとしました。また、ガルニウムの原板は、独特の結晶模様を持つ銀色をしているのですが、もし塗装が劣化して、剥がれてきても、あまり目立たないようにという配慮もしました。

2010年3月16日 (火)

屋根材

 田村さんの家づくりでは刻み以外にもう一つ設計前に決めておかなければならないことがあります。それは屋根材です。(そうだ、もう一つありました暖房方法!これは最後で失敗し変更したので追加料金が発生しました!)Hファミリーが選択したのは、ご存知ガルバニウム鋼板、すなわちトタンの親戚です。親世代は屋根は瓦以外は絶対考えられないようで、このトタンの親戚を使うと話すと、親世代からは猛烈な反対が起こります。確かに瓦の良さは歴史的にも十分証明されているので良くわかるのですが、あまりトタンの親戚の良さは理解されていないようです。

 ガルバニウム屋根のメリットとデメリットですが、メリットとしては瓦屋根より軽量であり加工性が良いことがあります。その為、地震時には有利に働きます。そしてデザイン的にも間取り的にも、かなり自由度を得ることができます。特に屋根の勾配がゆるくなるので、すっきりとしたデザインが可能になります。デメリットは金属屋根ですから、夏場の屋根温度の上昇と雨音の問題があります。その他に耐久性はやはりノーメインテナンスとは言えず、トタンに比較すれば耐久性は優れていますが、20-30年後ぐらいには再塗装などのメインテナンスも必要かもしれません。

 Hファミリーでは妻の瓦のこだわりもありましたが、すっきりしたデザインと間取りの自由度が広がることから、ガルバニウム屋根の選択となりました。

田村さんの手がけた家を分類すると
ガルバニウム鋼板: 広縁の家、片流れ屋根の家、星見邸、長い家、さくらの家、まちの家など
瓦:箱階段の家、土間の家(特殊な瓦で勾配が普通よりゆるいです。)、庭の家など
ガルバニウムと瓦の併用:なっちゃんの家(瓦で片流れです。)など

となります。

2010年3月15日 (月)

現場塗装 Part2

 屋根工事が始まる前に、屋根の母屋と桁で外部に表しになる部分の塗装を行ないました。(家の木材の名前は本当に難しいです。もっと簡単にならないのでしょうか・・・・!)屋根工事の後行なうと屋根に塗料が垂れるので養生をしないといけないので、これは屋根を施工する前に行なった方が楽だと思います。

Photo_2
母屋と桁の部分の塗装

 また、屋根工事までに時間がありましたので、自転車の駐輪場で先行塗りができなかった部分の塗装を行ないました。やはり、先行塗りと違いかなり無理な体勢で塗らなければいけないので大変です。垂れたり刷毛が入らない部分があったりと悪戦苦闘しながら3回塗りを行いました。(長い細い刷毛があると便利でした。)特に天候が悪かったので、高い部分だけ行い、柱や土台は後で塗ることにしました。雨にかかるとシミができますので塗装は晴れたとき行なうのがベストです。

Photo_3
自転車置き場通路の現場塗装前

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現場塗装後(3回塗りを行いました。)

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玄関ポーチ部分の天井塗装(結構構造が複雑なので塗装は苦労しました。)

2010年3月12日 (金)

プレカットと手刻み(3)

 田村さんの家づくりでは、以前は手刻みが圧倒的でしたが、予算の関係もあるのでしょうが、最近ではプレカットが多くなってきています。「広縁の家」はちょうど中間で伝統工法とプレカット併用だったと思います。私としてはこれからの時代はプレカットと手刻みの良いところを取り入れた方法が主流になっていくように思います。プレカットは金物だけに頼るのではなく、加工手間は増えますが伝統工法の良さも取り入れていくでしょうし、手刻みの場合にも機械に任せられる部分は機械に任せるようになってくるのではないでしょうか?工業化と匠の技術の融合こそがこれからの技術発展には不可欠なように思います。

 手刻みのできる大工さんが少なくなっていることを憂える声もありますが、ものづくりの工業化はどうしても避けては通れない道であり、大工仕事も例外ではないと思います。私は全ての大工さんが高度な手刻みができる必要はないし、そのような技術伝承は無意味だと感じています。それ以上に現在の複雑化した家づくりを十分把握して、正確な仕事を推し進めることのできる大工さんの方がこれからは求められているのだと思います。

 伝統工法のできる大工さんは必ず生き残ると思いますし、その技術はより高められる方向に向かうのと思います。また、リフォームなどでは臨機応変な技術が必要であり、その部分にも高度な手刻みの技術は生かされ残っていくと思います。

2010年3月11日 (木)

プレカットと手刻み(2)

 手刻みの良いところを強調してきましたが、それにもかかわらずHファミリーではプレカットを採用しました。これはHファミリーの家づくりの考え方による所が大きいかと思います。「新しいものは悪く、古いものは良い」という考え方も、「新しいものはすばらしく、古いものは悪い」という考えもどちらも合理性がないように思うからです。新しいものも古いものもメリット・ディメリットがあり、それを理解して施主が必要な機能を見極め選択する。そんな時代なのではないでしょうか!

 Hファミリーがプレカットを選んだ理由は、1)分離発注なのでどこが木工事を請け負うか最後までわかりません。そこで、大工さんの技術によるバラつきがないプレカットのほうが安心である。2)コンピュータの画面で細部までチャックできるので、入力ミスを犯さない限りは間違いが極めて少ない。3)手刻みよりも価格的に安い。(大工手間代で40-50万円程度違うかと思います。(おおよそです!))となります。また、先にも書きましたが田村さんの設計では自由度の少ないプレカットですが、より自由度を高める工夫が行なわれています。長ホゾの込み栓などもその例ですし、寝室のロフトの梁を下げることができたのも、その工夫の賜物です。田村さんのプレカットは、一般のプレカットとは少し違うのです。この点も選択の大きな要因となりました。

 でもやっぱり伝統工法の継ぎ手や仕口を見ると、その奥深さに圧倒されます!手刻みはやはり魅力的です!

Photo_4

ロフトの部分は梁を少し下げるようにプレカットを工夫しました。少し柱との間に隙間が開いていますが、梁を下げるようにするにはどうしても隙間ができてしまうようです。大壁ですので仕上がってしまえば見えない部分なので問題なしです!

2010年3月10日 (水)

プレカットと手刻み(1)

 大工が手間ひまかけて手刻みするのと、機械でプレカットするのとでは、どちらがいいのかは素人にはまったくわかりません。しかし、田村さんからは設計当初から「どちらにするか決めてください。」と言われます。田村さんはプレカットと手刻みでは設計段階から違うものとして考えているようです。特に手刻みの場合は手刻みの特徴が良く表れるような構造にするため最初から決める必要があります。

 プレカットと手刻みとの違いとはどのような点なのでしょうか?大きな違いはプレカットでは継ぎ手や仕口の種類がかなり限られることだと思います。これはプレカットはボルトや金物を使うことで接続強度を保つことが前提なので、あまり複雑な継手や仕口は必要ないのです。伝統的な継ぎ手や仕口は非常に複雑で、やはり機械では無理な部分が多いようです

 プレカットは金物で固定するので、部材のホゾはせいぜい45-55mmぐらいです。大工さんが手刻みする場合はそれよりもホゾが長いです。ホゾとは柱の上下で土台や桁に刺さる部分をいい、長いホゾで接合すると柱が土台や桁から外れにくくなり、大地震の時でも、柱が抜けて家が倒壊するリスクは大幅に少なくなります。また、ホゾが長ければ込み栓を打つことができるので、さらに強力に柱と土台を接合することができます。

 また、手刻みはなんといっても大工さんが材料をじっくり見て触って、1本1本違う「自然の木のクセ」を読みながら刻んでいきます。そのため無垢材の加工に適していると言えます。これは大きな特徴で手間ひまかけた物にはなんとなく職人の魂のようなものが宿るような気がするのはそのためかも知れません。

参考:田村さんの設計ではプレカットでも化粧になる部分は込み栓を使えるように長ホゾにしてあります。長いホゾはできないプレカット工場が多いのですが、富岡プレカット工場にはすばらしい技術者の方がいらっしゃるそうで、田村さんと共同でプログラミングにより色々な工夫をプレカットでも施しているようです。

Photo_3
プレカットで加工された長ほぞです。かなり長いです!

2010年3月 9日 (火)

壁量計算

 金物のことが出てきましたので、耐力壁についてもう少し詳しく考えて見ます。阪神淡路大震災の時、耐力壁のバランスが悪いために倒壊した建物が多くあったため、耐力壁の強度とバランスをチェックしろ、という法律が生まれました。木造住宅の強度計算は、一般に「壁量計算」と呼ばれる計算式により行なわれます。壁量計算は姉歯事件で問題になった構造計算とはまったく違うもので、構造計算よりもはるかに簡単な方法です。木造住宅でも3階建になると構造計算が必要ですが、2階建てや平屋では必要ありません。構造計算は手間もかかり費用も結構高額となります。構造計算はその専門建築士さんもいるほどです。

 壁量計算は、建築基準法により計算することが義務付けられており、建物の床面積と外壁の面積から、地震や風の力に耐えるために必要な壁の量を求め、実際に設計する建物がその壁の量を満たしているかどうか、判断するものです。田村さんの設計図書にもこの壁量計算が記載されています。計算自体はそれほど難しくなさそうですが、面倒なので自分では計算はやっていません。

 各階毎に縦(Y)方向と横(X)方法に対して壁量計算が行われています。そして、その計算の判断は、各々の終わりの方に、「△△△>○○○」といった具合に書かれています。この数値は大きい程建物が頑丈ですが、工事費との兼ね合いもあります。Hファミリーでの計算では、X方向が○○○の1.78倍、Y方向が1.45倍で、十分な強度があることがわかりました。

2010年3月 8日 (月)

建築金物(3)

 金物ではないのですが、一箇所だけ耐力を高めるために面材を用いた壁があります。合板を釘で留めて耐力を得るのですが、その釘の間隔は15cmになっていることが重要です。この間隔が守られていないと強度が出ないことになります。また、合板の場合は接着剤の臭いなども注意をする必要があります。Hファミリーで使われている構造合板はF☆☆☆☆が使われていました。(F☆☆☆☆:エフ・フォースターと読み、内装に使われる建材の中で、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないランクを示す等級です。ただし、ホルムアルデヒド以外は規定されていないので、安全とは言い切れません。きちんと自分で嗅いを確認することをお勧めします!)

Photo
Hファミリーにある唯一の耐力面材(なぜここだけ面材なのかは? 今度田村さんに聞いて見ます!)

 田村さんの設計では、耐力壁には主に筋交いを用いることが多いです。 筋交いは柱と柱の間に斜めに取り付けた部材によって、ちょうどつっかえ棒のような原理で、地震や台風のときに生じる建物が倒れようとする力に抵抗します。また、筋交いは組み方も片方向だけの片筋交い、たすき状にかけるたすき掛けの2つあり、場所場所により使い分けています。筋交いは全ての壁に必要なわけではなく、必要な強度を満たすように、バランスよく配置されます。そこら辺の構造については田村さんにお任せです。

Photo_2
片筋交いとたすき掛け筋交

 最近の工法では構造用合板、ダイライト、ケナボード、モイスなどの壁に貼った面材を耐力壁として用いる場合が多くなってきています。それぞれ規定された釘を使い(ボードによって釘の種類が違うので注意が必要!)、規定された間隔で釘を打つことによって筋交いと同じように耐力壁として使うことができます。筋交いのように1部分に力が集中しないので比較的大きな力に抵抗できます。

 母の家ではケナボードを使用しました。ケナボードは パナソニックの製品で、ケナフという植物繊維からできたもので、4.5mmという薄い厚さで構造用合板と同じ強度をもちます。値段も構造用合板よりも少し高いだけで、透湿性も優れているため採用しました。1年経過しましたが外壁の塗り壁にはまったくクラックが入っていないことから、面材で耐力を保つ方法は躯体のゆがみをかなり抑えてくれることがわかりました。

 筋交いの耐力壁は柔な構造で揺れから家を守り、面材による耐力壁は剛な構造で守ると考えることができるでしょう。どちらを選択するかは難しいところですが、無垢材を多様する田村さんの家づくりではやはり筋交いの方が似合っているように思います。

2010年3月 5日 (金)

建築金物(2)

 梁や桁などの横架材(おうかざい)同士を緊結には、短冊状のやや厚い鉄板にボルトを溶接した「羽子板ボルト」が使われます。この金物は木材の表面に固定するため、表しになってしまいます。Hファミリーでは天井が張られる部分のみこの羽子板金物を使用しています。それでは梁が室内に表れる部分はどのような金物を使用するかというと、なんともかわいらしい名前の「かくれんぼ」というものを使います。これは木材の中に埋め込むために表面には金物が露出しません。すっきりとした仕上がりとなります。

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羽子板ボルト

Photo_4
「かくれんぼ」を埋め込んでいます。

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「かくれんぼ」の構造

 筋違いの固定に用いる金物を、「筋違い金物(プレート)」と呼びます。色々な条件で使えるように、実際に必要な面積より大き目に作られ、釘やビスなどを使ってしっかりと取り付けられます。そのため、筋違い金物には釘やビスなどを差し込むための穴が幾つも空けられています。この穴は、どのような状況にも対応できるように、数多く空けられており、総ての穴にビスが打ち込まれてはいませんが、所定の個数打ち付けられていればOKです。当然のことですが、総ての筋違いの上端と下端には、この筋違い金物が必要です。
 筋交いプレートですが色々な種類がありますが、田村さんが使用したのは箱型筋交い金物というものです(写真)。取り付け場所にアンカーボルトがあり、所定のビスの数が打てない場合は、リベロ等の筋交い金物を使用するように指示がされていました。

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箱型筋交い金物

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リベロ

 その他に垂木(たるき-屋根を支える斜めに取り付ける材)を横架材に留めるねじり金物というものがあります。屋根等のあおり止めで、台風などで屋根が舞い上がらないようにするための大事な金物です。

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垂木止めのねじり金物

 その他にも柱と土台、横架材の接合などの金物が取り付けられていました。。
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柱と梁の接合金物

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横架材の接合金物

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火打ちの固定金物

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化粧部分には金物ではなく込み栓が使われていました。なんとなく手刻みのようでうれしいです。これをするにはプレカットで長ほぞを作る必要があり、これも人手間かかります。

2010年3月 4日 (木)

建築金物(1)

 金物にはZマーク表示またはその同等品を使用します。Zマークとは木造軸組構法住宅用の接合金物規格についての承認です。その他にCマーク(木造枠組壁工法住宅用の接合金物規格)、Mマーク(丸太組工法住宅用の接合金物規格)などもあるようです。Hファミリーは軸組工法なのでZマークの金物を使うことが必要です。

 まずは基礎のアンカーボルトです。アンカーボルトといえば、基礎と土台を緊結するためのものです。このアンカーボルトの設置場所は、土台の端部はもちろんのこと、耐力壁の横や土台の継ぎ手の両側などにも必ず必要となります。今回使用したアンカーボルトのナットは座金とナットが一体化した金物で、この座金にエッジがあり土台に座堀りをしながらアンカーと土台を固定します(スクリュー座金)。特徴としては座掘りの必要がなく、土台の欠損を最小限に抑えることができ、土台上端とフラットに仕上げることができます。

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裏の突き出た部分で木材を座彫して行きます。

 アンカーボルトの取り付け方法は、コンクリートを打った直後に田植えをするようにアンカーボルトを差し込むやり方は厳禁で、コンクリートを打つ前の段階で、セット(基礎の鉄筋に結束します)しておかなければいけません。その後に、コンクリートを打つことになります。田村さんの設計図書にもそのように明記されています。

 ホールダウン金物は地震の揺れによって柱が土台から引き抜かれないように設置するものです。Hファミリーの家では平屋のためほとんどホールダウン金物は使われていませんが、1箇所だけありました。ここは筋交いがタスキ掛けしてある場所で、地震などの時に引き抜きの力が大きいのでホールダウン金物を施工してあります。ただし、5寸角の柱に固定するはずが、4寸角の柱と勘違いしたのかホールダウン金物の位置がずれてしまいました。そのため、写真のようにずれている部分を芯ずれ用のジョイント金物を使用して留め付けてました。家づくりは非常に複雑でかつ色々な業種の仕事が交差します。ミスはないにこしたことはないのですが、必ず発生します。そのときに大切なのは、そのミスの対処をきちんと行なうことが重要だと思います。

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施工ミスでホールダウン金物の位置が違っています。

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修正後のホールダウン金物

2010年3月 3日 (水)

アスファルトルーフィング

 建て方工事はルーフィング工事まで進むと安心です。田村さんの家づくりでは建て方でルーフィング工事まで行なってしまいます。一般的には屋根工事の際にルーフィング工事を行なうのですが、田村さんの設計の場合、屋根工事の際にもルーフィングを敷き込むため二重のルーフィングとなります。そのため、建て方が終わると雨の心配が無くなり、安心して屋根工事に移ることができます。また、ルーフィングを二重にすることで雨漏りの心配も激減することになります。
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上の白い部分が木工時でのルーフィング、下の現在打ち付けているのが屋根工事でのルーフィングになります。二重のルーフィングでかつ縦方向にもずらしながら張り込んでいるため非常に防水性能が上がります。

 アスファルトルーフィングとは、アスファルトを使用した防水シートのこと。厚手の紙やフェルトなどにアスファルトをしみ込ませ、さらに覆うようにアスファルトを塗って、粘着防止のために粉末にした雲母や粘土などを塗布してシート状にした製品のことをいいます。アスファルトルーフィングは水分を通さないので、屋根や壁の防湿層に使われています。その中でも、Hファミリーが使っているのは”カッパ21”というカッパのマークが可愛らしいこの製品!これは「ゴムアス」と呼ばれ、一般のアスファルトルーフィングよりも柔軟性に富み、ゴム改質アスファルトの効果によって釘穴をしっかりシールして雨水の浸入を防いでくれます。屋根工事でのゴムアスは三星のPカラーEXという製品を使っています。

2010年3月 2日 (火)

建て方(7)

 建て方3日目は、昨日の雪が心配で田村さんも駆けつけてくれました。私たちも田村さんに合わせて現場に到着、基礎の中の水や雪を再度かき出しました。木材が一時的に濡れることは大した問題ではありませんし、乾けば大丈夫です。しかし、なんとなく心配で濡れた木材等を布で拭き取りました。田村さんも金具部分の水を布で拭き取ってくれました。田村さんに木材の濡れについて聞きましたが、濡らさないことにこしたことはないが、短時間の濡れはまったく問題ないようです。ただし、化粧部分が濡れるとどうしてもシミなどの汚れが残ってしまうことがあり、化粧の部材については若干注意が必要だそうです。

 この日は天気が非常に良かったため、作業は順調に進みました。中野建業さんの仕事の速さは本当に驚きで、あまりに速いので施主が追いつけずに何か置いていかれてしまった様な感じでした。無事にアスファルトルーフィングの敷き込みまで終えることができ、これで雨や雪が降っても大丈夫です。(この後予期しないほどの悪天候に見舞われます!)

 建て方はその後、筋交いや火打ちなどが取り付けられほぼ構造体の工事は終わり、2月4日(木)に上棟式となりました。上棟式の模様は前に報告したので割愛しますが、屋根の上から見る景色は格別で、なんとなく一区切りついたなー!と安堵と今後の期待でいっぱいになりました。

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火打ちと筋交が取り付きました。これで躯体はがっしり固定されました。

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屋根もルーフィングが張られようやく雨や雪が降っても一安心です。

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上棟後に屋根に上って見た風景 気持ちよかったです!

2010年3月 1日 (月)

建て方(6)

 2月1日は建て方2日目、天気予報では夕方より雪という予報になりました。建て方1日目は小屋組まで終わっていましたが、屋根関係についてはまったくの手付かずの状態ででした。できれば雪までに垂木、タイベックシルバー(遮熱防水、透湿シート)、野地板、アスファルトルーフィングの工事まで終わりにしたかったのですが、時間的にはまったく無理な話しです。そこで、工事はタイベックシルバーまで終わりにし、雪が家の内部に入らないようにしたかったのですが・・・・・・((T_T))。残念ながらタイベックシルバー工事途中に雨、途中から雪となりました。

 夫も心配で現場に駆けつけ、雪が降るのでシート養生をお願いして帰社しました。しかし、夕方現場に行ったところ、シート養生されたのは北側と洗面所の一部で、洗面所は半分露出しており、家の基礎内部は水浸しになっていました。そこで、夫には悪かったのですが仕事が終わり次第、現場に直行、水をかき出し、家からシートを持ってきて天井に敷き込んでもらいました。それでもその後もかなり水が溜まったので、もう一度夜中に水のかき出しを行ないました。

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とうとう雪が降ってしまいました。

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屋根の上のタイベックシルバーに積もった雪

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自前で用意したシートをかぶせた所

 このような作業は非常に大変ですし、気が滅入ることもあります。しかし、分離発注の場合、作業が順調に進んでいる時は問題ないのですが、トラブルが発生した場合どこに責任があるのか不明確な面が多々あります。工務店さんへの一括発注ならば現場監督さんへ一言文句を言えば良いのですが、分離発注の場合はやはり施主が任を負う部分が生じてきます。以前、「片流れ屋根の家」の施主さんからも、家づくりのときには色々な問題が発生し、色々施主が対処したことがあったことを伺ったことがあります。過ぎればそれも良い思い出だと話していました。そうゆう部分も含めて受け入れる心の余裕も分離発注には必要なのだと思いました。

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