屋根工事(4)
構造見学会のときに田村さんにお聞きしたのですが、垂木と同じ幅の@455でビス止めを行なえるようになったのは最近だそうです。その前は@333の製品しかなく、そのため垂木の部分にビスが打てないので下地との連結が少し甘かったようです。そのため野地板を二重にして、連結強度を稼いでいたそうです。@455が安価に手に入るようになり、現在ではようやく垂木と同じ幅で施工できるようになったそうです。また、カン合部分にはメスの方に止水止(パッキンみたいなもの)が入っており、水が毛細管現象でハゼ部内部に入ってきても、ここで止まるようになっているようです。二重三重の防水対策が施されておりガスバニウムが朽ちるまでは雨漏りはないと確信が持てました。
上ハゼをかぶせた後に、全てのハゼ部にキャップをはめ込み、平部分の軒先を唐草に巻き込みませ、雨仕舞いを万全にします。最後に棟の部分もガルバで包み込みました。
ハゼの部分完成です。
玄関ポーチ棟の部分完成です。
ここまでの工事で屋根の第一期工事終了です。この後は軒天が張り終わった後で破風巻きなどが行なわれる予定です。雨に悩まされた屋根工事でしたがスズキ建材の石坂さんの丁寧な作業で綺麗に屋根が葺きあがりました。石坂さんはとても職人気質の方で一人で丁寧に施工してくださいました。屋根工事は複数でやるのかなと思っていましたが、石坂さん曰く一人でやるほうが納得できる仕事になるそうです。また、ルーフィングが濡れたときは絶対に屋根工事を行なわないのも徹底していました。本当に安心して工事を任せることができました。かなり長い時間をHファミリーの屋根工事に費やしていただいたことなり大変恐縮しております。心から感謝いたします。
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