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2010年5月28日 (金)

分離発注で家を建てるということ(10)

 それでは逆に分離発注のデメリットを考えて見ましょう。前にも述べてきましたが、少し補足して置きます。

1)良くも悪くも全てにおいて建築家さんの力量に大きく依存することです。そのため、建築家さんの選び方を失敗すると悲惨です。分離発注方式は建築家さんが全ての実権を握っていると言って良いと思います。施主は社長ですが、雇われ社長みたいなもんです。実質は何も出来ません。工務店ですと設計士や現場監督がその任に当たりますが、建て主が気に入らなかったり、問題があったりすれば、工務店の社長さんに文句を言えば何とか対処してもらえます。最悪の場合は交代もありえます。しかし、分離発注の場合はそれはありえません。最終的には建築家さんと心中するしかないのです。

2)建築家さんの負荷が大きいこと。設計はもちろん、資材の積算、見積の比較、専門工事会社の選択、工程の管理、資材に過不足が生じたときの責任と対処、工事に欠陥が生じたときの原因の追及などなど、それらをすべて行なう必要があり、設計だけでなく、建設工事全てにおいて力量が必要です。
 デザインや仕様に凝ったいわゆる自分の『作品』を造る建築家さんには、積算や工事原価といったものが十分理解している方が少なく、こうゆう建築家に当たったら最悪です。

3)工事別にどこの業者に発注を出すか競争入札が終わらないとわからない。これはHファミリーにとっては大きなストレスになりました。設計事務所がどれだけ多くの信頼できる工事業者を知っているかという事に大きく左右されることになりますが、それがまったく施主にはわからない点があります。オープンシステムの中にも業者バンクがあるようですが、群馬で登録数は少ないので、建築家さんの持ちパイの多さが勝負になります。

4)分離発注だと小さな工務店や一人親方なども工事が出来ますが、資材倉庫も持っていない場合が多く、過不足の材料を供給・保管できる余裕が全くありません。こうゆう場合施主がお膳立てをきっちりしないといけないこともあります。木工事ではこうゆう部分も大切で、私たちも今回の入札で教わりました。

 その他にも前に書いたようにたくさんあります。たぶんメリットよりもデメリットの方が多いかもしれません。いずれにせよ、現時点での住宅工事における施主分離発注方式の採用は、『諸刃の剣』であることを忘れてはいけないことだと思います。

 そんなことを考えながら結論を出さないまま長い月日を送りました。ただ、土地もまだ決まっていない時期でしたのでちょうど良い機会だったかもしれません。

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