天井の断熱材(2)
今のガラスウールはビニールにパックされて、耳が付いているためそれを垂木にステップルで留めるだけで施工できます。私が遠い昔、叔父さんの大工仕事を手伝ったときはガラスウールがむき出しでした。アルバイトということもあり、この断熱材を壁の中に納めるのが私の仕事であり、繊維状のグラスウールが肌に刺さって非常にかゆかった思い出があります。この繊維は衣類の中まで侵入して風呂に入るまでは取れませんでした。たぶん体にも悪かったと思います。
そうゆう事でガラスウールも昔と比べて非常に取り扱いが楽になったことを嬉しく思います。外断熱の人から言わせるとグラスウールは悪者のように言われますが、垂木や間柱の間にすっぽり納めることが可能で、非常に優秀な断熱材だと思います。
熱伝導率(熱の伝わりやすさ)で比べてみると、通常住宅で用いられるグラスウール16Kは0.045 W/m・K)、高性能グラスウール16Kの場合:0.038W/(m・K)、ネオマフォームイが0.02W/(m・K)となります。なのでグラスウールの16KHGは16Kの1.18倍、ネオマフォームは2.25倍の断熱性能があります。したがって
100mmの16KHG+45mmのネオマフォーム = 219mmの16Kグラスウール相当
となります。16Kグラスウールで200mm以上でⅡ地域で次世代基準なので、これで屋根の断熱は十分ということがわかります。
天井の断熱材 垂木の間がグラスウール、その下にネオマフォームがあります。どちらもピンクのピンク断熱です!
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