ガルスパン外壁工事(1)
ガルスパンは基本的に現場で施行します。カットし雨に塗れれば錆びますので、切断面の小口が現れないよう役物が使用されます。この役物を多用することが窯業系サイディングとの大きな違いです。ガルバリウムなどの金属の外壁工事の場合は、四隅はもちろん、軒天との取り合い、窓周りなど、ほかの部材との取り合いは、役物と言う部材で取り囲んでから施工することが多いのです。他の部材との取り合いをすべてコーキング施工する窯業系サイディングとは大きな異なります。コーキングで収めるほうが容易ですが、なるべく役物を使って切り口を雨にさらさないことが大切です。また、コーキングはさほど耐久性がありませんので、後々雨漏りの原因にもなると思います。ガルスパンは穴やサビについて10年保証がありますが、切り口についての保証はありません。(錆びるのは切り口ですからこの保証はまったく役に立ちません。)
これがガルスパンです。見えているのは断面で断熱材が裏付けされています。
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