木材の化粧
木材はほとんどはプレナー(電動カンナ)で表面処理してあるため、ある程度表面はつるつるしています。しかし、人目に付く様な場所はさらに見栄え良く仕上げたくなります。化粧性を高くしたい場合、2つの方法があります。カンナ仕上げとサンダー仕上げです。これらを施した物を用いると、確実に美しさが増します。
カンナ仕上げ:
ほとんどの木材はすでにプレナー仕上げしてあるためある程度は平らですが、微細な刃物跡の手触りがします。大工さんが手カンナで仕上げると、微細な削りムラが無くなり、、木肌がつるっとした光沢が出て、すべすべの手触りになります。 木の地肌を化粧面として用いたい方にお奨めです。和室の柱などはやはりこの仕上げでないとしっくりこないと思います。
サンダー仕上げ:
サンドペーパーで研磨することによる仕上げで、刃物跡が取れてツヤ消しの平面となり、微細なざらつきの優しい感触になります。カンナ仕上げとは全く異なる仕上がりとなります。
この表面処理ですが見た目だけではなく、その後の蜜蝋塗りのときに大きな違いとしてあらわれます。それは表面を仕上げると蜜蝋のしみこみが少なく非常に綺麗にかつ容易に塗ることができることです。そしてその後の木材の毛羽立ちも少なく非常に綺麗な仕上がりとなります。サンダーよりも手カンナで仕上げたほうが、蜜蝋の染み込みは少ないようで、大工さんの技術と手カンナの素晴らしさを実感しました。
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