人工大理石かステンレスか?それが問題だ(3)
人工大理石とは、合成樹脂に各種無機物を充填して大理石のようにした石油化学製品です。人工大理石は樹脂の種類や混入されている無機物の種類や割合によってさまざまなタイプがありますが、一般的には「アクリル系人造大理石」、「ポリエステル系人造大理石」の2タイプに分類されます。
アクリル樹脂に無機物等を混入させ、加熱、加圧成型したもので、内部まで均質、無孔質に仕上がるため汚れが染み込まず、黄変や黒ずみのない安定した素材です。表面が滑らかで手入れがしやすく、また素材自体にねばりがあるため衝撃や熱にも強くなっています。水回り製品に使われる人工大理石の中では、もっとも優れた性質をもっています。
ポリエステル樹脂に無機質等を混入させ、加熱、加圧成型したものです。アクリル系人工大理石と比較すると、汚れ落ちが若干劣り、紫外線による黄変、反りを生じることがあります。また熱に弱く、火にかけていた鍋を直接置いたりすると変色してしまいます。
人工大理石の製造会社はたくさんありますが、やはりデュポン社のコーリアンが一番有名です。その他にはクラレのノーブルライト、サムソンのサムストーン、アイカのハイマックスなどがあります。これらすべて取り寄せて色々実験してみました。感想としては大きな違いはありませんでしたが、やはりデュポン社のコーリアンは高いけれども一つ抜きんでているように感じました。
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