キッチンパネル(2)
今回検討したものはアイカ工業の「アイカセラール」、神島科学の「EBボード」、キョーライトの「アーバンシリーズ」です。
アイカセラールは、メラミン樹脂含浸の化粧層と特殊不燃コアを高温・高圧でプレス成形したものです。仕上げの種類は100種類近くあり、カタログを見ても迷って決められないほどとても豊富です。
キッチンパネルEBボード(EB:Electron Beam[エレクトロンビーム]の略)とは、神島科学の硬質ケイ素カルシウム板に転写、トップクリアーを施した後、電子線を照射することにより樹脂を強靭に硬化させた電子線硬化塗装ボードです。電子線とはテレビのブラウン管の中の電子銃の大きくしたようなものです。
キョーライトのアーバンシリーズはケイカル基材に焼付けし、独自のスクリーン印刷で仕上げたものでです。厚さが5mm程度あり、他のものより厚くしっかりした印象でした。
どれを使うかは迷ったのですが、サンプルを取り寄せ、火であぶったり、汚してみたりしましたが、大きな差はありませんでした。ただ、火であぶった時の変色はアイカが一歩リードという印象を受けました。色的には白のマットのものがほしかったので、その色はアイカしかありませんでしたので、アイカセラールで決めました。
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