タイル(3)
INAXのショールームでしばし待つと、タイルのことを知っている若い女性の店員さんが現れました。さすがにINAXです、タイルに詳しい人がいまして、色々説明してもらいました。
タイルには大きく分けて陶器質、磁器質、せっ器質があります。
1)陶器質
1000℃以上で焼成されたタイルです。素地は多孔質で吸水性が大きく、たたくと濁音を発します。吸水率は22%以下と高いのですが、表面にガラス状のうわ薬を施し焼き上げていますので、汚れが染み込みにくいのが特徴です。キッチンや浴室など室内の壁におススメです。床や外壁には割れやすいので使用できません。
2)磁器質
1300℃の高温で焼成されたタイルです。素地は透明性があり、緻密で硬く、たたくと清音を発します(吸水率1%以下)。吸水性がほとんどないので耐凍害性がありで、寒冷地の外床にも使用できます。
3)せっ器質
1200℃前後で焼成されたタイルです。磁器のような透明性はないが、素地は硬く吸水性は少ないものを言います(吸水率5%以下)。耐凍害性がない為、気温変化によるタイル内部で破壊のおそれがあり、外床にはおススメできないようです。
その他にはセラミックで出来たセラミックタイルや土器質に近いテラコッタタイルなどもあります。
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