格子の工事(4)
格子と言えば京の町屋。やはり格子があると和を感じさせてくれます。格子が取り付くと、通りを通る人や、工事に入っている人から、「格子はいいねー」と皆さんから言われました。格子が付くことで家の雰囲気が一変したそうです。単に格子ですが、恐るべし格子です。
京町屋の格子は奥が深いようです。京都は内陸気候で夏は暑いので、格子が発達したのではないでしょうか?建物の内側に光が差し込み、風が流れ、内部にいても外の気配を感じられる。しかし、防犯も十分にでき、デザインで特徴を出すこともできる。京町家の最大の特徴が「格子」と言われるのもわかる気がします。群馬も内陸気候で蒸し暑い所です。格子を使った家づくりは理にかなっていると思います。田村さんの設計でも格子はかなり多用されています。地域や風土の合った設計こそ一番大切なことだと田村さんに教わりました。
« 格子の工事(3) | トップページ | 格子の工事(5) »
「木工事」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント