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2011年9月

2011年9月30日 (金)

照明(8)ダイニング

 話がテーブルになってしまいましたが、本題は照明です。当初、ウェアハウス・ペンダントもどきのものでしたが、丸いダイニングテーブルということで、再検討!田村さんから早速ポール・ヘニングセンPH5が良いでしょうと返答を頂きました。

 PH5と言えば北欧の代表的な照明、インテリアの雑誌等では定番といって良い照明です。「片流れ屋根の家」でも使われていました。1925年頃に発売ということで、80年以上売れ続けているというのですから驚きです。「なっちゃんの家」のようにPH4-3という選択もありますが、テーブルの直径が120cmの大きいことからPH5にしました。数字は照明傘の大きさを表しており、5とは50cm、4-3とは40cmと30cmで主に構成されています。

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2011年9月29日 (木)

照明(7)ダイニング

 丸いダイニングテーブルは、1人分のテーブル上の占有エリアが扇形になるのでテーブル中央部へ行くほど先細りとなります。夕食などいくつも皿が並ぶような食事をする時はそこで食器が当たってしまうことが多くなります。しかし、中国料理のような中央を共有エリアとして大皿を置き、皆が小皿に取り分けるような場合は好都合です。Hファミリーの家族料理は大皿から小皿へが基本になるので円形が便利だという結論になりました。

 ちゃぶ台から連想すると、丸いダイニングテーブルは、人数に融通が効くと思われていますが、実はダイニングテーブルの場合は椅子を使うのであまり人数に融通が効きません。脚が外に張り出しているデザインの丸いテーブルは、椅子をテーブルの脚と脚の間に差し込むことになるので3本脚の丸いテーブルでは定員は3人、4本脚では4人となります。5人以上で囲みたいなら椅子が邪魔にならない内側に脚が付いているデザインのダイニングテーブルを選ぶことが重要です。

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2011年9月28日 (水)

照明(6)ダイニング

 当初、長方形で天板の大きさが180cm×90cmの大きなダイニングテーブルをと考えていました。ダイニングテーブルで子供の勉強など色々な用途で使用できるようにと考えていました。しかし丸いダイニングテーブルにすると天板が広いと真中まで手が届きません。最大で直径120cmがいい所です。そこで、ダイニングは食事とお茶をする場所と絞り込むことにしました。また、リラックスできるようにと、テーブル高さを65cm、椅子もSH(座面の高さ)の低いものとし、リビングダイニングを実現できるように計画しました。

 そんなことを検討している中、Yahooオークションでカンディハウスの円形のテーブルが展示処分品としてオークションに出されていました。カンディハウスと言えば旭川家具の老舗。品も問題ないと判断しました。そこで一発入札!落札しました。落札したのはいいのですが、しばらく、アパートでの保管は本当に邪魔でしたが・・・。

 その後、ダイニングテーブルは72cm程度の高さがあったので、高さが65cmになるように足を建具屋の鍋谷さんに切断してもらいました。

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2011年9月27日 (火)

照明(5)ダイニング

 実施計画後だったと思いますが、ダイニングテーブルについて少し深く考えてみました。ダイニングテーブル=四角といった先入観がありました。しかし、長方形だと誰の横に誰が座るか、常に問題となります。我が家でも子供が小さいときに席の取り合いがありました。どちらがお母さんの横がいいかです!そして、大きな問題は横にいる人の顔は食事中あまり見ないことです。席の配置が食事の会話などに大きく影響を及ぼすのです。

 そこでテーブルの形について考えてみました。日本のちゃぶ台は円形です。テーブルが丸いと、座ったときに皆がテーブルの中心を向いて座るので全員の顔が見え、会話がしやすくなります。これが何よりもメリットです。食事の時の家族の団欒は生活の基本だと考えています。そこで、円形という選択が急きょ浮上してきました。

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2011年9月26日 (月)

照明(4)ダイニング

 実施設計の段階ではダイニングテーブルは長方形を考えていました。「長ーい家」のようにアイランドキッチンのすぐ横にダイニングテーブルを置く予定でした。「長ーい家」と違うのは、通路が確保できるようにキッチンにはくっつけないレイアウト、そして長さは180cmと短いものを考えていました。そのため田村さんの計画では、「広縁の家」で使っているペンダントであるオーデリックのOP035458を3灯直線に並ぶレイアウトを考えていました。

 この照明はルイスポールセンのウェアハウス・ペンダントと言われるものにすごく似ておりダイニングテーブルの上など食卓の周りに多灯吊りするとたいへん効果的なペンダントライトです。ウェアハウス・ペンダントは、デンマーク外務省が倉庫を会議用にリフォームした際にErik Mollerという人がデザインしたペンダントライトだそうです。この時はシーリングライトとして、高く天井の梁の間に取付けることをイメージしてデザインしたそうですが、今ではペンダントライトとして多用されているようです。あまり主張しないすっきりとしたデザインはとても素敵です。

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2011年9月22日 (木)

照明(3)ダイニング

 家の中で最も重要な照明はダイニングの明かりです。これは、古代より人間は火を囲んで食事をし、会話をし、家族の営みを育んできたからです。孤食の時代と言われますが、やはり家族の基本は皆で食卓を囲むこと。そこには火はないですが、明かり溜まりあること。それが重要なのだと思うのです。

 ダイニングの照明は、天井に直付けとなるシーリングと天井から吊るすペンダントがあります。シーリングは、ペンダントのようにダイニングテーブル面に光が集中しませんが、空間全体を明るくするのが得意な照明です。また、シーリングはペンダントのように下がってきませんので空間がすっきりと見えます。更に、シーリングは部屋全体が明るいのでテーブルレイアウトに変更がある場合でも対応ができます。

 でも、やはり明かり溜まりを作ろうと思うとペンダントということになります。日本人には暗くて陰気くさいかもしれませんが、慣れるとやはり雰囲気抜群です。

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2011年9月21日 (水)

照明(2)

 田村さんの照明の基本は間接照明であり、それにメインテナンスが容易かつ耐久性の高い照明器具を選択します。田村さんはあまり説明してくれませんが、照明に興味がありましたので非常にその点は良くわかりました。

 田村さんはスポットライトを多用します。ある意味でスポットライトの付く場所はすべてスポットライトにするといっても過言ではないと思います。これはメインテナンスを重要視するためと考えられます。スポットライトだと故障した時など交換が容易ですが、ダウンライトなどは交換がかなり面倒です。また、スポットライトは間接照明で非常に効果的に働きます。光の方向も変えられるので、調整も容易に行うことができることから、間接照明の基本といって良いと思います。(田村さん家は勾配天井が多いのダウンライトが付けられないという事情もあるかもしれません。)

 そして、そのスポットライトの材質ですが、照明全般に一貫していますが、樹脂製のものを使用しません。金属にオフホワイト色塗装をしたものです。こうゆう所に非常にこだわりを感じます。また、カバーについても樹脂ではなくガラスのものを使います。今回浴室はHファミリーの調光の関係で樹脂製のものに無理やり変えてしまいましたが、その点は田村さんの考えは一貫しています。

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2011年9月20日 (火)

照明(1)

 コンセントとは違い、照明計画は田村さんに一任しました。それは、見学会に行った時の照明の使い方が非常に良かったことと、照明器具は山のようにあり、素人には判断ができないことが理由にあります。

 しかし、照明に関しては実はかなりこだわりがありました。照明計画は、住む人にとって快適な生活を実現するための重要な役割りを果たします。照明は単に明るければ良い、デザインが美しければ良いといったことではなく、住まいとして暮らしやすく楽しい雰囲気を作り出す装置と考えていたからです。照明は非常に奥深いものです。そのため、いくつかのショールームも回りましたし、照明計画も4社から提案もしてもらいました。しかし、どうしても納得できるプランは出来てきませんでした。要するに照明は非常に難しいということが既に分かっていました。それなので、見学会での印象から安心して田村さんに一任できました。

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2011年9月16日 (金)

照明スイッチ

 田村さんの標準仕様の照明スイッチは、良く目にするシーソー型のスイッチとステンレスのプレートです。しかし、Hファミリーは当初からワイドスイッチを希望しました。これは今後親の介護の際に小さなスイッチは操作しにくいと考えたからです。そのためパナソニックのコスモシリーズを選択しました。プレートはステンレスにすると高いので、樹脂製にしましたが、標準のプレートはかなりダサいので、スクエアプレートにしました。標準からの変更で追加料金はありません。スクエアー型にすると少しすっきりしたデザインになります。こんな小さなことですが、気にすると少し見栄えが良くなります。コンセントも同じスクエアープレートにしてもらいました。

 キッチン家電品がかなりあったので、それ専用のコンセントとそれに連動したスイッチをつけてもらいました。キッチン家電品は外出などの時には電源を抜きたいものがかなりあります。その手間を省くために一気にすべて電源が切れるように、スイッチをつけてもらいました。

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2011年9月15日 (木)

コンセント工事(1)

 住み始めた後で、後悔するケースが多いのがコンセントです。部屋の大きさから家族の生活動作、家具や電気器具の配置、ドアの使い勝手などを検討して、取付位置、個数を決めることが大切です。また最近では、屋外コンセントも使うことがあるので、事前に検討が必要です。コンセントの位置に関しては最初から案をこちらから提案しました。それを田村さんが修正する形を取りました。要望がかなり多いのでそうしたようです。そのためコンセントの高さや位置がかなりバラエティーに富んでいて、電気工事の田島さんにかなり迷惑をおかけしました。一般的には高さが揃えてある場合がほとんどですので、Hファミリーの場合は図面をいつもチェックしてコンセント位置を確かめたようです。本当にご苦労様でした。。

 特に注意したのが高頻度で利用するコンセントや掃除機用は、抜き差しが楽なように床からコンセントの高さを高めに設定しました。そうすることで、かがむ動作が少なくなりかなり楽になります。冷蔵庫用は埃を蓄積させないように冷蔵庫の上にくるようにしました。エアコンなどのコンセントもあまり目立たないようにするのも考えた方が良いかもしれません。住んでみてコンセントを付け過ぎたかなと感じることもありますが、1,2か所ほど位置をもっと検討しておけばよかったという場所もありますが、概ね不便はありません。

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2011年9月14日 (水)

防草シート(2)

 防草シートは安価なものがホームセンターなどに売られていますが、できればデュポンのザバーンをお勧めします。全然品が違います。一度敷き込むとなかなか交換は難しいので、是非とも検討してみてください。

 ザバーンはポリプロピレン4層スパンボンド不織布で、100%ポリプロピレンの連続繊維を4層、縦横無尽に重ね合わせ接着剤やバインダーを使用せずに繊維同志を熱圧着したものです。強度及び寸法安定性が極めて高い強靭なシートです。実際に触ってみるとかなりの強度があります。また、このような固いシートが本当に水を通すか心配しましたが、実際に水道から水を流しましたが、全く抵抗なく透過するのにはビックリしました。現在、スコールのような雨が降りますが、水溜りになるようなことなく水の透過性はかなりすぐれていると思います。また、ポリプロピレンなので紫外線を避ければかなりの耐久性が期待できます。砕石を上に敷くことで、かなりの寿命が期待できると考えています。

今のところザバーンを敷いたところには全く雑草は生えてきません。大成功と言ってよいと思います。

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施主工事でザバーンを敷き込んだ所

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2011年9月13日 (火)

防草シート(1)

防草シート(1)

 田村さんから急きょ、週末までに家の東側だけ防草シートを敷いてくださいと連絡が入りました。工事進行状況によりこうゆうパターンは良くあります。上下水道、ガス、電気などの地下埋設工事が終了し、床暖房の室外機やガス給湯器などを設置する前に、その下に防草シートを敷き込みたいのが理由です。東以外は後の砕石敷き込み工事で中野建業さんができるのですが、急きょですので施主工事となりました。土日を使って事前に購入してあった防草シート: デュポン ザバーン136Gを敷き込みました。

しかし、防草シートを敷く前に地面を平らにする必要があるのですが、これが一苦労。Hファミリーの購入した土地は粘土質が強く、雨が降るとぐちゃぐちゃなのに、乾燥するとカチカチになります。そのため、均すためにスコップを使って掘るのですが、全くスコップが入りません。腕が悪いのではなく土が悪いのです。ということで、一日土方作業となりました。苦労をしてようやく防草シートを敷き込みました。

 今回はザバーン136(厚さ0.4mm)を使用しましたが、もっと厚い240(厚さ0.64mm)という製品もあります。これを使うと一般の雑草だけでなく、強力なスギナ・ササ・ススキ等も防ぎます。雑草の種類を見て決めるのが良いかと思います。

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2011年9月12日 (月)

ブラインドインの二重サッシ

 田村さんの浴室の窓に良く使われるのが、ブラインドインの二重サッシです。ペアガラスの中間空気層にブラインドが内臓されています。密閉されているので壊れない、汚れないのが最大のメリットです。特に浴室には目隠しのためサッシの内側にブラインドを付ける人がいますが、カビが羽に付き大変な状態になってしまいます。ですので、目隠しをしたい場合はブラインドインの二重サッシは非常に優れものだと思います。

 Hファミリーでは女性陣はすべてブラインドを閉めて入浴しています。人目が付く場所ではないので夫は実際に開けて使用しています。

 ただし、磁石でブラインドが上下する仕組みになっており耐久性に難があるかもしれません。竣工してもうじき1年ですが、現在上下動作がおかしいため修理中です。YKKさんの対応は非常に迅速でその点はGoodです。

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2011年9月 9日 (金)

網戸

 サッシに欠かせないものに網戸があります。網戸にもその取り付け窓によって、色々な種類があります。通常、網戸はガラス窓(障子と呼びます。)の外側にありますが、窓自体が回転して外側に飛び出す横すべり出し窓や縦すべり出し窓、ルーバー窓の場合は、屋内側に網戸がつきます。Hファミリーでも滑り出し窓があるので内側に付くものが結構あります。内側に網戸が付くと少し面倒なのが窓が結露した場合です。網戸を外して拭かないといけないのでそれが不便です。Hファミリーの家ではほとんど結露しませんが、浴室の高窓がすべり出し窓で結露します。それなので、冬場は網戸を外して使用しています。

 ネットのメッシュの大きさも様々です。網戸の目の細かさはメッシュで表されています。一インチに何本の糸が通っているかで表されており、通常の網戸は18メッシュ、20メッシュ等があります。細かな虫がたくさんいる場所では、24メッシュ等のハイメッシュのネットが用意されていますが、通常は、20メッシュ程度で充分なようです。

 ネットの色も重要です。網戸の色には黒・グレー・ホワイトなどがあります。Hファミリーでは黒としました。それは、網戸が黒いと網戸の存在を感じなく外の景色を綺麗に見る事ができるからです。ただ、注意したいのは、網戸の存在感がないため、出入りする際に激突する可能性が大きいことです。実際、夫は2回ほど激突しています。突き破るまでには至っていませんが、要注意です!

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2011年9月 8日 (木)

内部コーキングとサッシガラス工事

 建具の建込みと同時に内部コーキング工事が行われました。タイルと木部取り合い、浴室桧板の出隅、水回りカウンターと壁の取りあいなどをシリコンシーラントでコーキングが行われました。

 さらに、サッシガラス工事は、玄関と洗面所の鏡取付、サッシ調整、高窓のチェーンの調整、網戸取り付けが行われました。ここまで来ると内部はほぼ完成の状態になります。

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洗面の鏡の取り付けです。

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網戸の調節です。

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2011年9月 7日 (水)

建具(12)

 

 現場に搬入された建具が鍋谷さんによって次々に取り付けられていきます。既に塗装が済んでいますので安心して作業を見学させていただきました。建具は既製品と違い、建具枠に合わせて、現場で微調整していきます。建具屋さんは鉋(かんな)を使って、建具枠に合わせて、建具を削ってピッタリ合うように調整していきます。一番苦労したのが、土間の靴箱の扉で、ガードレールを土間タイルに取り付けるのですが、タイルが固い。何本もドリルがいかれてしまったようです。ダントーのタイルは、皆さんからかなり固いと評判が・・・!でもその分緻密な良いタイルなのだと確信しました。建具が取り付くと室内の雰囲気が一変し、家の完成に近づいた感じがしました。

 建具屋さんの作業をしているうちに是非とも調整方法を教えてもらうことを忘れないでください。近頃の木製建具の多くは、左右、前後に、ものによっては上下にと、調整できるようになっており、軽微な狂いは、簡単に素人にも対応できるようになっています。建具はどうしても湿気や暑さ寒さで狂ってきます。建具屋さんに手間を取らせないように簡単な調整方法はマスターすることをお勧めします。

 今回建具を鍋谷さんにお願いしたのですが、本当に建具を入れてよかったと感じます。何よりも家の雰囲気が良いのです。既製品ではこのような質感はやはり無理です。建具はコスト削減する場合、常に第一候補になってしまいますが、是非とも建具にも予算を割くことをお勧めします。

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建具が搬入されました。既にシッケンズの塗装、蜜蝋ワックス塗りは済んでいます。

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シナ合板のフラッシュドアです。上部にフュージョンガラスが組み込まれています。

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障子の建て込みを行っています。微調整が大切です。

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きちんとはまりました。


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2011年9月 6日 (火)

建具(11)障子

 障子の一番問題なのは紙が日焼けして色あせてしまうことではないでしょうか?これを避ける方法は引き込み障子の採用です。田村さんの設計ではほとんどが引き込み障子が採用されています。引き込み障子とは、引き戸を窓面に残すのではなく壁の中などに引き込んでしまうタイプです。

 障子は一般的に半分しか開くことができません。せっかく開口部を広くして太陽光線を引き入れようとしても、障子のおかげで遮られてしまいます。しかしこうなる理由は、通常は、サッシがついている部分の柱間に障子を入れているからです。障子の敷居・鴨居を柱間ではなく、柱よりも室内側に出っ張らせ、さらに窓の左右の壁部分にまで伸ばして、障子を壁位置に引き込むようにする。こうすると障子が全開できます。そうすることで、窓部を全部解放でき空間的な広がりが感じられます。

 さらに、障子を使わない時には壁の内側に引き込むので、紙が窓面からの光に当たることなく紫外線による紙の劣化が防げます。これにより日焼けの問題もかなり避けることができます。今後いつ張り替えをするかわかりませんが、数年はもつのではないかと期待しています。


 確かに障子の張り替えは大変ですが、子供のころ古くなった障子紙を破るのはとても面白かった記憶があります。貼り替わった新しい障子紙の白さは気持ちの良く、新年をむかえる準備がそれだけでできたような気持ちになりました。本当はその様な風情を楽しむ余裕ある生活が病める現在人には必要なのかもしれません。

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2011年9月 5日 (月)

建具(10)障子

 障子の良さばかり強調してきましたが、ディメリットもやはりあります。なければもっと障子が採用されているわけですが、今の新築ではあまり障子は使われません。

 それはなんといっても障子紙の貼り替え作業があるためでしょう。しかし、最近では貼る障子紙も多様化し、従来の手漉き障子紙から破れ難いプラスチック入り障子紙まで、その用途も多彩になってきています。プラスチック入り障子紙はワーロンシートと呼ばれ、薄いプラスチック下敷きのような感じです。塩化ビニールに挟まれた中には、和紙が入っていますので、見た目の風合いが、本物の障子紙に近い素材です。よく和風の照明器具の傘などにも使わています。しかし、これは確かに破れ難くく長持ちしますが、従来の障子紙の持つ空気の通過性や吸湿性は望めません。その他にも、アイロン障子紙、破れにくい障子紙、消臭障子紙、難燃障子紙などの障子紙があります。用途に応じて選ぶと、張り替え作業が少なくて済むと思います。

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2011年9月 2日 (金)

建具(9)障子

 そして最後は住んでいて特に感じるのですが、断熱性能が良いということです。とにかく、障子は冬は暖かく、夏は涼しいです。これは、はっきり体感できます。冬に障子を開けると、断熱サッシがしっかりしまっていても冷気がサーッとやってきます。障子を利用することで窓からの熱損失をかなり抑えるいることが体感できます。また、夏も熱気をかなり遮断してくれており、かなり涼しさにも役立っています。

 特にHファミリーの家は開口部がかなりあるので窓の断熱は重要となりますが、障子によりかなり改善されていると思われます。障子は木と紙とでできているので、実は断熱性はガラス窓(1重)より高いのです。また障子を閉めると窓ガラスからの空気が室内に入らないので相乗効果が得られます。

 カーテンやブラインドは、通常の使い方では断熱や気密は低いです。通常はカーテン上部と下部とに隙間があるので、室内の暖気が上からカーテンと窓との間に入り、窓で冷やされた冷気がカーテンの下から出てくるクールドラフト現象が起きます。これを防ぐには、カーテン上部にカーテンボックスを取り付けたり、カーテンの裾を床に引きずるようにしなくてはいけません。そうゆう意味で障子の方が良いのですが、問題はコスト・・・・・。Hファミリーでは南面である家の前面を掃出し窓を障子、それとダイニングと土間の間仕切りを障子としました。それ以外はロールカーテンにし、唯一土間空間に和紙風のプリーツカーテンを採用しました。掃出し窓部にはカーテンボックスも取り付けてあります。

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2011年9月 1日 (木)

建具(8)障子

 障子は感覚的だけでなく機能的にも素晴らしい特徴を持っています。

1.軽いこと:引き戸にとって重要な条件で、子供でも簡単に開閉可能です。
2.取り外し可能:開放性と融通性があります。
3.永年にわたり利用可能:紙さえ貼り替えれば、決してみすぼらしくなることはない。
4.通気性・吸湿性:和紙を使った障子紙は、多孔性のため空気を自由に通し通気性があります。また、和紙は吸湿性もあるため、室内に湿気がこもることをふせぎます。
5.効果的採光:和紙の光の透過率は40~50%なので、直射日光を半分遮り、半分透過させます。そのため、日当たりの明るさを残しながら日光を遮るといった優れた特性があります。また、光が拡散され、非常に柔らかく均一の光を室内に与えてくれます。また夜間には、和紙に照明が反射し照明効果を高めます。

カーテンやブラインドではなかなかそうはいきません。

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