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2011年9月 6日 (火)

建具(11)障子

 障子の一番問題なのは紙が日焼けして色あせてしまうことではないでしょうか?これを避ける方法は引き込み障子の採用です。田村さんの設計ではほとんどが引き込み障子が採用されています。引き込み障子とは、引き戸を窓面に残すのではなく壁の中などに引き込んでしまうタイプです。

 障子は一般的に半分しか開くことができません。せっかく開口部を広くして太陽光線を引き入れようとしても、障子のおかげで遮られてしまいます。しかしこうなる理由は、通常は、サッシがついている部分の柱間に障子を入れているからです。障子の敷居・鴨居を柱間ではなく、柱よりも室内側に出っ張らせ、さらに窓の左右の壁部分にまで伸ばして、障子を壁位置に引き込むようにする。こうすると障子が全開できます。そうすることで、窓部を全部解放でき空間的な広がりが感じられます。

 さらに、障子を使わない時には壁の内側に引き込むので、紙が窓面からの光に当たることなく紫外線による紙の劣化が防げます。これにより日焼けの問題もかなり避けることができます。今後いつ張り替えをするかわかりませんが、数年はもつのではないかと期待しています。


 確かに障子の張り替えは大変ですが、子供のころ古くなった障子紙を破るのはとても面白かった記憶があります。貼り替わった新しい障子紙の白さは気持ちの良く、新年をむかえる準備がそれだけでできたような気持ちになりました。本当はその様な風情を楽しむ余裕ある生活が病める現在人には必要なのかもしれません。

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