最近のトラックバック

2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

バナー

  • ブログランキング参加中 クリックお願いします!

Hファミリーの家づくりサポーター

無料ブログはココログ

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

2011年10月

2011年10月31日 (月)

造園屋さんを選ぶ(4)

 田熊さんからさっそく返信が来ました。

-----------

 「庭の家」の庭を施工させて頂いてから田村建築設計さんの造られる建物が好きでずっとブログを拝見しており「まちの家」の完成も楽しみに見ていたので正直ビックリ致しました。

庭には建物を引き立たせたり、町並みの雰囲気まで良くしたりと色々な可能性を秘めていると思っております。

非力では御座いますが、愛着を持てるような庭をご提案させて頂ければと思います。

-----------

 田熊さんも田村さんの家がとても気に入っているようで、ブログも見てくださっている様子。こんな状況は望んでも望めないような環境です。ほんとうに人とのつながり、家づくりはそれを引き寄せるのが大切なのかもしれません。

2011年10月28日 (金)

造園屋さんを選ぶ(3)

 「庭の家」の施主さんに電話した後、さっそく田熊さんに電話、打ち合わせをすることになりました。田熊さんには以下のようなメールを打ちました。

---------------
 家づくりは家ばかり目が行きますが、外構および庭のによりその雰囲気は大きく変わるような気がします。また、外構および庭はメインテナンスが大切で、今後ずーとお付き合いできるパートナーを探すことが大切と考えています。まずは田熊さんに家を見ていただき、どの様な可能性があるのかお教えくださればと思います。

 建築家さんとは「まちの家」ということで、その土地になじみ、町へのつながりを重要視した家づくりをしてきました。外構も庭もその考えを大切にしていきたいと考えています。

 それほど庭というほどの敷地はありませんし、予算もあまり潤沢ではありませんが、まずプランを立てていただきその可能性を検討したいと思います。よろしくお願いいたします。
-----------------

2011年10月27日 (木)

造園屋さんを選ぶ(2)

 「庭の家」施主さんとは見学会などで何回か顔を合わせています。本当に聡明な方で、家づくりでも本当にこだわって素晴らしい家を建てられました。この施主さんが選んだ造園屋さんなら問題ないだろうと・・・内心思っていました。

 電話で事情を話すと、開口一番、田熊さんなら安心して任せられますよと!その一言で気持ちは決定。田熊さんと連絡を取ることにしました。建築家さんを選ぶときにはかなり紆余曲折しましたが、造園屋さんはあまりにもあっさり。時間がないのもあるのですが、庭ははっきり言って素人には良くわかりません。また、勉強するにも情報があまりにも少なく選ぶ判断基準が自分にはありませんでした。ですので、今回は人とのつながり、それを大切にして、造園屋さんを決めました。

2011年10月26日 (水)

造園屋さんを選ぶ(1)

 そのブログが田熊造園さんです。千代田町の造園屋さんで、非常にまめにブログを更新しています。家を建てる前から庭の勉強のためとチェックし始めたブログですが、ある日びっくりしたことにそのブログに田村さんが設計した「庭の家」の工事が始まりました。偶然ですがこれは運命かなと・・・。そして完成後に「庭の家」の前を通って、雑木の里山のような庭に感動!これしかないと思いました。でも、たぶん価格の面で無理だろうと思っていました。その後は連絡することもなくブログも見なくなってしまいましたが、急きょ駐車場を決めることとなり、慌てて田村さんに電話。「庭の家」の施主さんの連絡先を教えてもらいました。

2011年10月25日 (火)

駐車場はどうする?

 工事は最終段階です。最後に駐車場をどうするのか検討することになりました。当初、中野建業さんお願いしようと思っていたのですが、駐車場と庭が干渉するため、庭との兼ね合いがどうしても気になり始めました。

 庭工事はしばらくしてから考えようと思っていたのですが、予算的にも田村さんが見積もっていたリスク調整費(50万円ほど見込んでいました)がほとんど使わなかったことから、庭も同時に進めてしまえということになりました。

 しかし、どこに頼むかです。後で庭はやるつもりだったので、ほとんど調べてありません!しかし、当てはありました。以前より気になっていたブログがあり、いつもチェックしていました。

2011年10月24日 (月)

ぐんまの家 授賞式

 22日(土)にぐんまの家の表彰式に出席するため、家族全員で県庁に行ってきました。田村さんと県庁の展望台で待ち合わせ、いざ、表彰式へと向かいました。

 今回は前年度よりも受賞数が少なかったようですが、それでも受賞された作品はどれも素晴らしく、個性がありました。どちらかというと一番地味だったのがHファミリーの「まちの家」だったかもしれません。

 賞を頂くために家を建てたのではないのですが、もらうとやはりうれしいものです。特に楯はずっしりと重く、大変気に入りました。上野村のシオジという木を使っており、群馬県の特徴を生かした楯でした。

 何人かの審査委員の方にも声を掛けられ、特に土間空間がとても素晴らしかったとほめられました。やはり、まちの家の一番お売りは土間空間なのだなと再認識しました。

 JIAの審査委員の方もおっしゃっていましたが、今後はこの家を大切に、かつ、家族が生き生きと生活できる。そんな家でありたいと思います。

 この家は田村さんとHファミリーだけでなく、色々な方に協力して出来た家です。このブログでも多くの人が登場しますが、それ以外にも数多くの方に協力していただきました。賞をもらえたのも皆様のご協力があったからだと思います。本当に感謝いたします!




2011年10月21日 (金)

物干し

 ウッドデッキ工事が終了し、木工事の最後は物干しの工事となりました。こちらは松本大工さんです。物干しはなかなか高さや位置など決まりませんでした。最終的には現場で妻に手が届く範囲などを検討してもらい、現場で松本さんに作ってもらいました。ウッドデッキ上の柱を掘り込んで、竿受けを作ります。ここに2本の竿を通します。また、もう一本は布団やシーツなどを干すために低い場所に設けました。

 物干し竿はホームセンターなどに行ってもなかなかほしい長さのものがありません。色々検討した結果、物干竿は長く使うので、高くても丈夫なものを購入しようと決めました。
 埼玉県川口市に物干し竿の販売店があり、半径80km以内ですと直接届けてくれます。むろん無料ではないのですが、現場でカットするので、かなり長いものを購入できます。ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/alcyone7/で、何とも?の感じなのですが、非常に親切かつ丁寧に対応してもらいました。アルミで太いものを、現場でカットしてもらい、かなりがっちりした物干し台ができました。

2011年10月20日 (木)

ウッドデッキ(6)

 ウッドデッキの工事は松本さんでなく、山田棟梁グループが担当になりました。山田棟梁グループは、「星見亭」、「長~い家」、「外ごはんの家」を担当した大工さんたちです。3名で工事をするので、本当にあっとゆう間にウッドデッキ完成です!

Dscn1165
外水栓とデッキ下の基礎地業

Dscn1104
濡縁の基礎部分

Dscn1442
山田棟梁グループと由田さんとで中庭ウッドデッキ打ち合わせ中。

Dscn1450
濡縁工事開始

Dscn1453
中庭工事開始

Dscn1471
中庭ウッドデッキ完成です。

みなさん暑い中本当にご苦労様でした。

2011年10月19日 (水)

ウッドデッキ(5)

 まずはコンクリート工事からです。コンクリート工事は玄関ポーチの仕上げと一緒に、濡縁の基礎も同時に行いました。今回も、コンクリートに石埋めをおこないました。前回は、夫とお姉ちゃんが参加できなかったので、田村さんと由田さんに絶対参加できるように日程を組んでくださいと、念を押しておきましたので、大丈夫です。みんなで石埋めができました。

Dscn1273

Dscn1281
家族で石埋めです。

Dscn1300

 天気があまりよくありませんでしたが、ブルーシートをしながら一二三石風に金槌で石を打ちこんでいきました。今回は、気温が低かったせいもあり、前回のようにすぐに硬くなることもなくうまく埋め込みができました。みな満足の石埋めとなりました。

2011年10月18日 (火)

ウッドデッキ(4)

 

 田村さんのウッドデッキの施工方法は一般とはかなり違います。まずは表からはビスが見えません。ビスはすべて裏から打ちます。そのため雨でビスが傷んあだり、ビス周囲の木部が痛むことがありません。もう一点は根太の上端に防水シートをかぶせることです。これにより根太が濡れ難くなるので耐久性が上がります。大工さんには大変面倒な作業ですが、頑張って作業をしてもらいました。特に、ウッドデッキの下からのビス打ちは見ていても大変そうでした。

 木材ですがHファミリーでは桧を使用しました。ウェスタンレッドシダーや桧はこのような施工ができるようですが、ウリンやセラカンバツのようなハードウッドは下からビスを打つことは難しいようです。硬すぎるのでしょう!

 ウッドデッキは10年が寿命といわれます。是非ともメインテナンスして20年は持たせたいと考えています。その後は、ハードウッドかな?

2011年10月17日 (月)

ウッドデッキ(3)

 もう一つのウッドデッキがあります。それは中庭のウッドデッキです。こちらはプライベートのウッドデッキで、色々な用途に使用されます。広さとしては6畳程度でしょうか?普段は洗濯物を干しに主に使われます。しかし、休みなどの天気の良い日は朝食やBBQにも使います。椅子を持ち出して読書をすることもあります。また、結構風の抜けが良いので、夕涼みなどもします。さらに、DIYなどにも使用します。本当に多目的ウッドデッキです。

 今でも非常によく使用するウッドデッキですが、良くウッドデッキを作ったが使用しないという家が多くあります。ウッドデッキで一番大切なことは、外からの視線です。外からの視線があると、ゆっくりくつろぐとこができません。Hファミリーのウッドデッキは中庭なので外からは遮断されています。これが、たぶん一番大切な活用されるウッドデッキの条件だと思います。

2011年10月15日 (土)

「2011ぐんまの家」 設計建設コンクール 最優秀賞

 2011年の「2011ぐんまの家」設計建設コンクールにおいて、Hファミリーの「まちの家」が最優秀賞を頂きました。このような賞を頂けたのも、田村さんをはじめ、丁寧に工事をしていただいた各種専門施工業者さんのおかげだと思います。ここのブログをかりて、感謝いたします。特に、講評にも丁寧な仕事をしていることが大きなポイントになっていました。分離発注ですと、施工した人の名前がでません。ですので、このブログを見ていただき、どのような方が施工に関わったかを知っていただけると幸いです。

 結果はずいぶん前にはわかっていたのですが、田村さんから結果を知らされたとき、このような立派な賞いただけるとは思っていなかったので正直びっくりしました。実地審査の時も私が不在で、妻と娘たちに対応してもらい、悪い印象はなかったようですが、入賞できれば良い程度しか思いませんでした。

 Hファミリーの家はどちらかというと、意匠性というよりも、使い勝手や生活感を大切にした家づくりです。立派な建築雑誌に出てくる家とは目的が違います。ですので、このような賞とは無縁なのかなと思いましたが、やはり、住宅は住むもの!それが評価されたのかなと思っています。

 このような賞を頂き今後も「まちの家」を大切にしていきたいと思っています。そして家族の思い出をいっぱい作っていこうと思います。

 審査結果と講評が群馬県HPに載っていますのでご覧ください。表彰式が22日に行われ、パネル展示が10/22~28日に群馬県庁32階展望ホールで行われます。家づくりに参考になるかもしれませんので、興味ある方は覗いてみてください。


2011年10月14日 (金)

ウッドデッキ(2)

 屋根が外壁よりも張りだしたものが「軒」。その真下に「縁側」といった緩衝地帯が設けられます。日本の家は、外部に対しては開口部を大きくとるので、直射日光や寒さ、風雨を和らげ、室内を守る必要があります。そのために緩衝地帯が必要となるのです。この緩衝地帯の効果は、縁側と部屋との境にある障子を、開けたり閉じたりすることで、さらに高まります。

 また、太陽は夏は高く、冬は低くまわっていますが、軒の出があることで、夏の暑いきつい日射しを遮り、冬の低い太陽の光はとりこむことができます。冷暖房器具によらずに家の建て方を工夫することで、天然の日射しをうまく利用し、光や暖あるいは涼をとるのです。これを「ダイレクトゲイン」といいます。

 現在、Hファミリーの家には土間が広くあるのですが、その土間に日中日差しが差し込みます。暖められた土間は夜になってもあたたかく、冬には大活躍してくれました。

 「バウビオロギー」という本には、環境と共生するすぐれた例として、日本の民家のスケッチがでてきます。日本の軒と縁側を、庭先空間や通気性のよい床下とともに、すぐれた「ダイレクトゲイン」の仕組みとして高く評価しているようです。

2011年10月13日 (木)

ウッドデッキ(1) ー 内と外の間にある緩衝地帯 ー

 昔のいなかの家は南側はすぐには部屋になっていなくて、外から入ってきた人が靴を脱がないままで腰掛けてお茶を飲んだり、ネコが日向ぼっこしたりできる縁側がありました。縁側の内側は部屋になっています。部屋との間に明かり障子が入り、外の光をやわらかく取りこみながら、外部からの視線を遮っています。縁側は「部屋」と「外」との間に入った緩衝地帯です。

 縁側はふだんもっともよく使う生活空間と庭先空間のつなぎとして働き、内と外との中間領域のあることで、庭作業の生活動線がとてもよくなります。Hファミリーではウッドデッキというよりは縁側をイメージして、家南側のウッドデッキを考えました。すなわち濡縁です。         

2011年10月12日 (水)

写真は大事(2)

 Hファミリーは常に現場に行くとデジカメでかなりの枚数の写真を取ります。これは、以前、母の家で床に造作棚を取り付ける際に、床暖房のパネルにくぎを打ちつけてしまったため、パイプにくぎが貫通しているかどうか大きな問題が発生しました。この際、床暖房の人が、詳細な写真を撮っていたので、それを元に検討した結果、くぎは貫通していないと判断しましした。このように写真が後でとても重要な役目をすることが多々あります。そこで、いつも多量に写真を取っていました。

 ガス配管の位置ですが、写真を調べるとあるではないですか!アップの写真が2枚、柱からの位置も分かる写真があったため、それを基に位置を検討し、穴開け、見事一発で的中しました。

Dscn1070
田村さんと位置を検討し、慎重に壁に穴をあけているガス屋さん

 写真はかなり大事です。現場では是非とも写真を撮ることを忘れないようにしてください。

2011年10月11日 (火)

写真は大事(1)

 室内工事はほぼ終了しましたが、一カ所問題が発生。それは炊飯器用のガス配管の位置が、珪藻土が塗られてしまったためわからなくなってしまいました。通常のガス配管は外部から直接室内まで貫通して取り付けるのですが、田村さんの設計では基礎から入れて、壁の中を通って室内に導かれます。そのため、通常のガス管工事とは異なる仕様でした。

 電気工事屋さんはコンセントや照明のスイッチなどを取り付ける場合、位置がわからない時は金属探知機を使います。内部工事ではコンセントやスイッチボックスがあろうがかまわず、その上からボードを貼ってしまい、内装も行われてしまいます。Hファミリーでは松本大工はきちんとボードに位置を写していましたが、一般的には違うようです。そして電気屋は内装が終わると再び現れて、コンセントボックスにはアルミテープが張られておいるので金属探知機で位置を探して、ボードに穴を開けることができます。そこに、コンセントやスイッチを取り付けます。

 ガスコンセントを取り付ける場所は、合板補強で下地補強をしました。その時点では、、ガス配管の位置はわかっていたのですが、その上から石膏ボードを貼り、珪藻土を塗った時点で位置がわからなくなりました。ガス工事の方はこうゆう経験がないので問題となりました。

2011年10月 7日 (金)

外部設備

 外は防草シートを引き込んだ後に各種設備が取り付けられました。外部設備は床暖房とエアコン兼用のヒートポンプ、床暖房用ガスボイラー、給湯用のガスボイラーそれとエアコンの室外機です。これだけでもかなりの場所を取り、東側は設備だらけになりました。

Dscn1082
床暖房のヒートポンプへの冷媒のチェック

Dscn1145
床暖房のヘッダー部分です。これが温水を調整します。

Dscn1204
アンテナの取り付けです。田島さんもビクビクしながらの取り付けです。

Dscn1199
ガスメーターも取りつきました。






2011年10月 6日 (木)

照明(12)その他

 その他に照明で工夫した点は以下のようになりました。

1)キッチンは特に手元が暗くなる場所が出てきます。吊り収納の下に厚さが薄い蛍光灯照明を取り付けました。この取り付けはかなり面倒だったようですが、作業の手元が明るくとても気に入っています。

2)トイレの照明はセンサー付きのもので、夜は照度が低くなるように設定できるものにしました。夜起きてトイレに行っても目が覚めないように配慮しました。

3)夜トイレに行くので、LED常夜灯を取り付けました。これは充電もできる優れもので、停電などの時にも懐中電灯の代わりに使用できます。
(この照明は結構照度があります。子供の寝室近くに取り付けたため、夜明るくなり苦情がでました。そのため周りに黒紙で覆い、光が床だけに向かうように工作しました。)

4)PH5は白熱球なので明るさを調整できるようにしました。しかし、もともと照度がでないのでそれほど必要なかったかもしれませんが、食事以外では節電をかねて夜は明るさを調整しています。

5)寝室の照明はベットからでも消せるようにスイッチを配置してもらいました。

6)玄関の照明もセンサー付きとしました。これはとても便利です。

照明計画は結構大切だと思います。

2011年10月 5日 (水)

照明(11)ダイニング

 PH5の取り付け位置については田村さんが細かく指示して、田島さんに取り付けてもらいました。理想的な高さはテーブル表面から60~70cmです。この高さでつり下げた時にテーブルの上にある物が美しく見えるように設計されています。この高さで、セードが50cmもあるので、夫が立ち上がるとときどき頭をぶつけています。別に痛そうではないようですが、ぶつけるとびっくりしています。

 それと、この高さで取り付けると、立ち上がるとランプが目線より低くなります。ですのでセードの上の埃が良く見えます。いつも夫がウェットティッシュできれいにしています。これもメリットかもしれません。

Dsc_0145

2011年10月 4日 (火)

照明(10)ダイニング

 PH5はテーブルに着席した人へ決して光源(ランプ)を直接視界に入れないデザインとなっています。そのため、まぶしさによる不快感がありません。さらに3枚のセードから放たれた光がテーブルや向かい合わした人々へムードのある適切な光を配ります。しかし、電球の光を直接照明する一般的なペンダントランプに比べて暗いのは否めません。特に日本人は暗いと貧乏くさく感じるので、その点が気になる場合はあまり適した照明ではありません。PH5 Plusではこの点はかなり改善されていますが、オリジナルとはかなり異なる雰囲気になっています。

 西洋人、特に北欧人は明りに敏感と言われています。PH5はデンマーク出身のポール・ヘニンセン設計なので、日本人には少し合わないことは覚悟が必要かと思いますが、それを加味しても、そのデザイン性と雰囲気は素晴らしく、今でもこの照明にして良かったといつも思います。でもやはり暗いことは確かです。

2011年10月 3日 (月)

照明(9)ダイニング

 「片流れ屋根の家」で使われていたのはPH5でも、最近改良されたPH5 Plusです。ソケット部分と下面カバーに改良を加えて、150Wの白熱球まで対応しています。また、電球形蛍光灯ランプも使えるようにして省エネ化も意識されています。しかし、Hファミリーではあえて古い型のPH5としました。やはり、PH5は白熱球で楽しむ照明であり、100Wでもかなり暗い印象がありますが、それがこの照明の良い所です。(オークションで安かったのも一つの理由ですが・・・・!)

 PH5の良さはその雰囲気です。内側のセードの内側は青色であり、それを反射した光は青い色が混じります。それが空の青をイメージさせます。そして、旧型のPH5は電球直下のプレートがPLUSのような擦りガラスではなく、アルミ製で赤色が塗られています。このプレートからの反射で、照明の上方が赤色になります。これが夕焼けをイメージさせます。このようにPH5は間接光で部屋を照らし、眩しさがない自然な光を演出することを考え、計算しつくされたランプなのです。

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »