庭の要望(2)
当初の庭の要望は以下のように考えていました。
(1) 「地域とつながる」パブリックな庭
前のアパートで庭いじりを初めた頃びっくりしたのは、多くの人が通り過ぎると話しかけてくれることです。花を育てるだけで自然に人とのつながりができるとは新鮮な驚きでした。家の前の庭はパブリックな庭として地域とのつながりを意識した庭にしたいと考えています。
(2) 「家族をつなげる」プライベートな庭
前のアパートでも外土間にシートを敷いて、時々ご飯をしたり、花見をしたいり、BBQをしたりしました。しかし、土手を散歩する人からの視線で落ち着いて食事をすることができないため、どうしても回数が少なくなってしまいました。新居では是非とも人の目を気にしないで食事のできる屋外のスペースを確保したいと考えています。この空間では昼寝をしたり、ブランチをしたり、読書をしたりと家族がゆったりとくつろぐことができる庭にしたいと考えています。
(3) 庭による「自然とのつながり」
庭は自然とつながる緩衝帯と考えており、庭に出ることによりすがすがしい空気を吸い込み、芝生の上に寝転んで空を見上げる。自然を体全体で感じることができるのが庭だと考えています。気持ちの良い「自然とのつながり」のある庭の設計を行いたいと考えています。
(4) 「環境とつながる」緑
庭には土と緑があるため、夏吹く風から熱を奪い、涼しい風を運んでくれます。また、落葉樹は夏には木陰を作り、冬は日光を家に導いてくれます。緑を多用することは省エネルギーにつながり、環境問題に貢献します。
以上の内容と田村さんに提出した家づくりのコンセプトをまとめて田熊さんに提出しました。
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