家づくりのコンセプト

2009年4月15日 (水)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (6)家事楽な家

 妻が手を抜きたいわけではありませんが、家事をみんなで手伝える楽しい家にすることが希望です。また、皆が、特に妻が、掃除や整理が苦手なので家事が楽にできることもHファミリーの家づくりでは大切です。そのため収納の場所や位置については特に注意を払って配置を考えていきたいと考えています。

 料理は皆大好きなので、料理できる空間を確保し、休日などは皆で楽しみたいと考えています。夫は一人暮らしのときに10年近くも自炊をしていたので、料理はかなり得意です。コロッケ、竹の子料理などの手の込んだ料理もします。最近では子供と一緒にイタリアンに凝っています。ピザやパスタなどすべて手打ちで、皆でわいわいやりながら食べます。子供も大好きです!でも今のキッチンはとても狭く、しばらく料理からは遠ざかっていました。新居ができるということで、俄然やる気に(o^-^o)!!最近はお金の節約もかねて自宅で料理を楽しんでいます。

 料理は好きですが、やはり後片付けは・・・・・・(p_q*)。食器洗いには大きな食洗機を導入したいと考えています。家事楽な家は、家族との会話の時間も増え、「家族のつながり」を強くします。また、娘達の生活力を付けるという意味でも「将来につながっていく」と考えています。Photo

 以上の6項目が家づくりでの大きな方法となります。「5つのつながり」をサポートするための「6つの方法」。これらをうまく取り入れた家づくりの設計を昨年の11月下旬に田村さんにお願いしましたm(__)m。その頃には土地がようやく決まりそうな段階まで来ていました。

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2009年4月14日 (火)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (5)丈夫な家

 「3匹の子豚」の童話にあるように、丈夫な家づくりは一番単純ですが、一番大事なことです。構造的に丈夫なこと。雨風に強いこと。長期間性能が維持できること。などが基本となります。田村さんの家づくりを1年半以上に渡り色々な物件を見学させていただきました。特に「片流れ屋根の家」の施主様には、上棟から完成までをストーカーのようにず~と拝見させていただきました( ̄ー ̄)ニヤリ。本当にお世話になりました。

 田村さんの家づくりは素人が見ただけで丈夫な家だなということが良くわかります。柱、間柱、筋交の太さと多さ。工務店さんが行う構造見学にも色々出かけたのですが、田村さんの家は際立っています。特に、「片流れ屋根の家」の印象が強く、手刻みで丁寧に施工されているせいなのかもしれませんが、その美しい構造に感動したのを覚えています。また、分離発注なので、田村さんが設計から施工監理まですべてを十分な時間をかけて取り仕切る為、非常に安心して家づくりを進められると思います。分離発注は現場監督まで建築家さんが行うことが大きな特徴で、自分の設計した家がきちんと施工されるように細部に渡り監理してもらえることが何よりも安心できる点です。

 「丈夫な家」は完成時だけでなく長期に渡りその丈夫さが維持されることも重要です、特にHファミリーの家は終の棲家として考えているため、この長期に性能を維持する家づくりは重要ポイントとして考えています。せめて50年は家としての基本性能が落ちないようにしたいと考えています。

 その為には、建てるときに十分に設計を考慮することも大切ですが、最も忘れてはいけないことがメインテナンスです。現在の家づくりはメインテナンスフリーを謳うことが多いのですが、それは間違いで、メインテナンスが容易かつ安価にできることが最も大切だと考えています。特に、足場を組まずにかつ容易にメインテナンスができることが安価にかつ容易に行うためには大切です。脚立で手の届く範囲であれば私達でもメインテナンスできますし、その範囲の素材に関しては、メインテナンスフリーでなくても良く、ある程度自由が利きます。田村さんの家づくりは施主参加ですので、多くの施主はメインテナンスのやり方を職人さんから直接教えてもらうことができます。家づくりを通じて安価にメインテナンスの手法も手に入れることができる点も見逃すことはできません。(多くの工務店などでも施主参加の家づくりをうたっていますが、本当に格好だけです。壁一面だけ塗らせてもらうぐらいなものです。その点田村さんの家づくりは本格的な施主参加です。施主が職人さんの代わりになるくらいまで参加できます。それはそれできつい面があると思いますが、家を建てられた施主さんに意見を聞くと、皆さん口をそろえて良かったとおっしゃいます(*^-^)。良いこと尽くめです。)

 しかし、DIYでメインテナンスするにも限度があります。手の届かない場所にはやはりメインテナンスフリーに近い素材を使うことも必要です。私は家づくりはすべてにおいて「バランス」が大切だと思います。建材についても自然素材と人工素材を適材適所に用いることが大切であり、理系人間の私にとっては人工素材は人間の英知の集結であり、上手に使えばその威力を非常に発揮するものと信じています。すべて自然素材が良いということはありませんし、人工素材がすべてよいということもありません。常にバランスが大切なのです。このバランスを取るのは各自のセンスであり、その点が施主を大いに悩ませることになります。家づくりは本当に難しいです。

 話が脱線してしまいましたが、Hファミリーの丈夫な家づくりは、安心して老後を送れる将来につながる家づくりですし、長く住むということは建築廃材を出さないことから環境へもつながる家づくりと考えています。

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2009年4月13日 (月)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (4)庭の家

 今回100坪と比較的大きな土地を購入した理由の一つにガーデニングがあります。庭いじりなどまったく興味がなかったのですが、現在のアパートに移ったとき窓の外がなんとなく殺風景だったので、プランターで花を少し育て始めました。それで病み付きになり、現在はクレマチスを中心にがんばって育てています。今年は母の家づくりのためにほとんどできなかったのですが、Hファミリーの家ができたら本格的にやりたいと考えています。そんな大それた庭園ではないのですが、花と木があるほっとできる庭ができればと思っています。敷地が広いので、パブリックな庭(表庭)とプライベートな庭(裏庭)を造ろうと考えています。そして、家と庭に一体感が生まれるような家づくりをしたいと考えています。bud

1)「地域とつながる」パブリックな庭
 今のアパートで庭いじりを初めた頃びっくりしたのは、多くの人が通り過ぎると話しかけてくれることです。花を育てるだけで自然に人とのつながりができるとは新鮮な驚きでした。家の前の庭はパブリックな庭として地域とのつながりを意識した庭にしたいと考えています。

2)「家族をつなげる」プライベートな庭
 今のアパートでも外土間にシートを敷いて、時々ご飯をしたり、花見をしたいり、バーべQをしたりします。しかし、土手を散歩する人からの視線で落ち着いて食事をすることができないため、どうしても回数が少なくなっています。新しい家では是非とも人の目を気にしないで食事のできる屋外のスペースを確保したいと考えています。この空間では昼寝をしたり、ブランチをしたり、読書をしたりと家族がゆったりとくつろぐことができる庭にしたいと考えています。ハンモックなどあったら最高かもしれません。

3)庭による「自然とのつながり」
 庭は自然とつながる緩衝帯です。庭に出ることによりすがすがしい空気を吸い込み、芝生の上に寝転んで空を見上げる。自然を体全体で感じることができるのが庭だと考えています。気持ちの良い「自然とのつながり」のある庭のつくっていこうと考えています。

4)「環境とつながる」緑
 庭には土と緑があるため、夏に吹く風から熱を奪い、涼しい風を運んでくれます。また、落葉樹は夏には木陰を作り、冬は日光を家に導いてくれます。緑を多用することは省エネルギーにつながり、環境問題にも貢献します。

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2009年4月12日 (日)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (3)窓の家

 窓は採光、通風、換気、排煙、眺望、非常時の脱出口、外気の遮断、雨水の浸入防止など様々な目的に使われ、建築には無くてはならないものです。しかし、設計において窓は規格がはっきりしているため、比較的安易に決めてしまうことが多いものです。昨年新築した私の母の家でも、最も後悔したのが窓についてでした(;ω;)。特に高窓に引き違いの窓を採用したのですが、母や背の低い人には手が届かないのです。これは大きな誤算でした。後でインターネットを調べた所、先が輪になっているアルミ製の棒と窓枠に付けるパーツで構成されている商品を見つけました。この棒で、クレセントおよび窓の開閉ができる優れものです。値段もそれほど高くなかったので、わざわざ沖縄から取り寄せました。「まどの手(光建設)」という製品です。対応も非常に良く、便利に使わせてもらっています。キッチンに出窓を作ってクレセントに手が届かないような場合にも便利に使えます。このような母の家での失敗を教訓に、私達の家では窓については色々な観点から検討し、配置や種類についてもこだわりを持って設計していきたいと考えています。

1) 窓による「環境とのつながり」
 窓は外部からのエネルギーを取り入れる一方で、室内にこもった熱を逃すなど、室内の冷暖房効果に大きな影響を与えます。窓の開口部や位置について工夫をして、夏には風通しの良い涼しい家、冬には日光のダイレクトゲインを得る暖かい家を目指したいと考えています。特に前にも書きましたように土間と組み合わせることでその効果を最大限に生かせたらと考えています。特に風の流れについては重要視しています。室内の湿気をこもらせない事は非常に大切であり、ある程度敷地に余裕を持たせ、庭を充実させることで心地よい風を室内に呼び込みたいと考えています。特に妻と子供は冷房が嫌いなので、寝室は風の通り道としての窓を必ず設け、冷房いらずの夜を過ごせるようにしたいと考えています。

2)「自然とのつながり」としての窓
 窓から自然の風景を室内に取り込み、子供達の心にふるさとの原風景を残してやりたいと考えています。私達の町からは上毛三山は見えませんが、比較的小さいけれども、緑多き山々が身近にあります。四季折々の景色はとても美しく、四季の移り変わりを室内にいながらも知る事ができないかと考えています。住宅地のためなかなか取り込むのは難しいとは思いますが、できる限り設計で工夫したいと考えています。また、住宅地なので庭を充実させ、窓から見える庭の風景も「自然とのつながり」の一つとして考えたいと思います。特に南側は視界が開けており青い空がとてもきれいです。庭と青空の景色を大きな窓で切り取れたらとても素敵だと思います。Photo
 旧家屋の解体時に不動産屋さんに頼んで、数本植栽を残してもらいました。梅の木もあるのですが、2月に見事に花が咲きました。今までは賃貸なのでプランターでのガーデニン グでしたが、新居ではもっと本格的にガーデニングをはじめたいと思います。昨日も購入した土地の草むしりをしてきました。春の日差し(夏のようでしたが)のもと、一時間ぐらい汗を流してきました(^-^;。

3)「家族のつながり」と窓の役割
 みんなが集まった「家族の強いつながり」も大切ですが、本当はなんとなく気配を感じているような「弱いつながり」が最も大切だと感じています。特に思春期になると面と向かうことが少なくなり、つながりが疎遠になりがちです。このようなときには、日々の心の動きが少しでも察しられる間取りが必要と考えています。そのための間取りと窓の配置は十分に検討したいと考えています。子供は元より特に両親の介護が生じたときには、あまり干渉しないで自立を促すが、いつも存在を感じている窓越しの空間が是非とも必要だと感じています。

4)「地域とのつながり」と窓
 以前住んでいた市営住宅は比較的若い方が多いため、室内にいるか外出していることが多く、アパート周囲であまり人と接することがありませんでした。私自身はあまり感じなかったのですが、子育てで家の中に長くいる妻にとっては非常に孤独感があったようです。現在のアパートは川の土手の近くなので、いつでも犬を連れて散歩する人がいます。いつも窓から人の気配を感じられ、それだけで妻はほっとすると言います。やはり、人は箱の中に閉じ込められることは苦痛で、なんらか地域に家が開かれている部分が必要だと痛感しました。そんなことから今回のわが家でも外の人の気配感じられる窓が必要であり、この窓からの人の動きや町の風景も室内に取り込みたいと考えています。(ヒッチコックの「裏窓」という映画での人間観察する窓はとても面白かった。(*^-^))

5)その他
・天窓のような外から入る光により内部に明るさを与えたり、障子などで光を散乱させることで和かな光を得ることができるような開口部を設けたい。
・田村さんの設計でいつも素敵なのが外から見える家の窓です。わが家でも外から窓を通した我が家が暖かな風景であってほしいと願っています。

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2009年4月11日 (土)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (2)土間の家

 土間とは外と内のつながりの空間で、現代においても色々なつながりを生み出せる可能性がある空間だと考えています。今回の家づくりでも土間を生かしたいと考えています。土間空間に色々な機能を持たせて、色々なつながりを考えて見たいと思います。土間は内土間と外土間両方あっても良いような気がしています。大きな土間により小さな家をより大きく使えるような機能を持たせたいと思っています。

1) 土間空間による「地域とのつながり」
 地域の人とのつながりはやはり、家に気楽に立ち寄ることができる空間を持つことから始まると考えています。今の家は人を招き入れない構造になっており、それが地域コミュニティーの崩壊を招いたといっても言い過ぎではないかもしれません。縁側談義という言葉がありますが、人が気軽に立ち寄るためにはやはり靴を脱いではいけません。靴を履いたまま腰掛けて話のできる空間があれば、自然に地域との関わりができてきます。その窓口を土間に求めようと考えています。縁側でなく土間を考えたのはやはり冬の寒い時期にもぬくぬくと会話ができることできるからです。内土間に椅子とテーブルをおいてお茶でも飲めるようにできれば、近所の人や友人と心おきなく話ができるのではないでしょうか?パブリック空間としての土間の活用を考えています。

2)「家族のつながり」と土間
 子供が汚れても良い遊びや学びをする空間を土間で実現できると素敵です。色々な工作(子供達)、一輪車(子供達)、園芸、DIY、縄跳びなど、ダイナミックに使える土間は冬の季節の運動不足にも役立ちます。遊び空間として内と外の中間的な場所として最大限に活用し、遊びと学びを通じての「家族のつながり」を実現したいと考えています。

3)土間を用いた「自然とのつながり」
 土間は庭と家をつなぐ緩衝帯であり、自然とのつながりをスムーズに行う役割があると考えています。土間から庭が眺められ、四季の移り変わりを体感することで「自然へのつながり」を感じられれば良いと考えています。

4)土間と「環境へのつながり」
 コンクリート土間は蓄熱材としての機能を持っていることから、冬場は日光のダイレクトゲインを夜に使うことも可能です。また、夏にはコンクリート特有のヒヤッとした感触があるため冷房を軽減することも可能です。土間は省エネルギーの観点からも優れもので、ぜひ活用したいと考えています。しかし、夏にダイレクトゲインを呼び込むと大変なことになりますので、軒や庇をうまく使って、夏冬の日光の射し込みのコントロールを十分に考慮した設計をするが必要になります。

5)土間と「将来のつながり」
 「将来とのつながり」として資産価値のある家づくりがあります。資産価値のある家は、丈夫な家づくりが基本です。家の中で最も痛みやすい箇所に水周りがあり、この水周りをなるべく土間にもってきたら良いのではないかと考えています。昔の民家では炊事・洗濯は土間であり、トイレは屋外でした。家の耐久性と匂い対策であったと思いますが、なかなか理にかなっていると思います。キッチン、洗濯、洗濯物干し場、トイレ、お風呂のすべてを土間にもってくることができるのならば、水周りの耐久性は飛躍的に向上すると考えています(ただし妻は膝が悪いのでキッチンの土間はある程度やわらかいクッションを敷く必要があります。)これらの土間はプライベートとしての土間であり、パブリックとしての土間と引き戸などで仕切る必要があると考えています。

6)その他
・土間を作りたいけれども最も難点は冬の寒さです。土間には電気ヒーターを埋め込んだり温水式土間暖房などの寒さ対策を絶対に施すことが必要条件になります。暖房対策なくして土間はありえないと考えています。
・土間と普段生活する空間とは田村さんの「広縁の家」のように障子で区切り、居住空間に採光を得ることができればよいと考えています。「広縁の家」のような広がりを感じさせる空間を是非とも実現したいと考えています。

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2009年4月10日 (金)

「5つのつながり」をサポートするための家づくり (1)小さな家

 有名建築家の名作といわれる狭小住宅は、本当に色々なことが凝縮されているように思います。広い床面積であれば何の問題のないことでも、狭小住宅にとっては大変な工夫が必要で、採光・通風・収納・開放感の演出など、狭いが故に不自由になりがちな短所を、快適に暮らせる長所に変える発想の転換と綿密な計画が必要になります。住む側にも知恵と工夫と割り切りが求められます。小さな家ほどどのように住まうかという基本的なことを家族で真剣に話し合う必要があり、その過程でどのような生活をするのか?これから何がしたいか?親の介護はどうするのか?など普段では面と向かって話せない大切なことを話すことになります。このことが真の家づくりをする上で最も大切でことなのかもしれません。

1) 小さな家での「家族のつながり」
 私達の考える「家族のつながり」とは、「小さな家」でのみ実現可能と考えています。生活の質を維持しながらなるべく小さな家づくりをすることで、余計なものが削ぎ落とされ、重要なもののみが残ります。それが「家族のつながり」になるようにします。
 それというのも、今のアパートは20坪程度と狭いですが、狭いからといって窮屈な印象はなく、家族同士がいつもつながっていると感じ取ることが出来ています。この家族との時間は、今後も大切にしていきたいと考えています。小さいといってもただ小さいのではなく、機能を兼ねた空間をつくり、なるべく空間を広くし、建坪が小さくても広く感じさせる家にしていきたいと考えています。例えば、広いダイニングを設けて、そこにリビング、勉強部屋、趣味部屋、書斎などの機能をすべて盛り込むような設計ができれば広い空間づくりができるのではないでしょうか?ダイニングだけでなくその他の空間も従来の概念を捨て去ることで、いくつかの機能を共有することは可能なのだと考えています。

2)「将来のつながり」と小さな家
「将来のつながり」としては、今後子供の成長に伴い収納や適度なプライベートのある空間は必要です。また、介護の問題もあります。しかし、老後のことを考えるとあまり大きな家は重荷になる可能性が大きく、小さな家で十分です。家が最も重要になる時期は老後であり、終の棲家として、やはり小さな家を目指してたいと考えています。

3)小さな家による「環境へのつながり」
「小さな家」にすることは、暖房や冷房を節約できることから省エネルギーにもなり、「環境へのつながり」にも大きく貢献できます。

以上の考えから、Hファミリーの家づくりでは、延べ床面積30坪の「小さな家」を目指します。

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2009年4月 8日 (水)

Hファミリーの家づくりのコンセプト(5)自然とのつながり

 人が生きる上で自然は厳しいものです。家は人を自然から隔離することで人を守ってきました。しかし、それが行き過ぎたために人と自然とのつながりをあまりにも隔絶してしまった気がします。自然には厳しい面もありますが、人を癒してくれる包容力もあります。

 私は幼少時代は体が弱く家に引きこもる事が多くありました。休みが多いため友達もできず、登校拒否的な状態にありました。そんな中で家の中から見える山並みはいつも美しく、私をいつも励ましてくれました。それが自分にとってのふるさとの原風景であり、深く心に刻まれ生きる力の原点となっているような気がします。自然の雄大さは人間の悩みを吹き消してくれる癒しの力を備えています。今回の家づくりでも、壁ばかりに覆われた家ではなく、是非とも自然とのつながりが感じられる家づくりをしたいと考えています。

 特に子供たちにはふるさとの原風景を心に刻んでほしいと思っています。この点については今回の土地選びでもこだわった点です。古くから残る町並みや伝統行事など四季を通じて体験することで、幼い心に「ふるさとの強い思い出」をつくってほしいと思っています。

 家づくりの基本コンセプトとして、以上5つの「つながり」を考えてきました。このつながりについて田村さんに伝え、今回5つの案を考えていただきました。今回の家づくりを通じて、家族の中でこれらのつながりを、色々話し合い、これからのHファミリーの未来をみんなで真剣に考えてみたいと思います。

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Hファミリーの家づくりのコンセプト(4)環境とのつながり

 現在の地球環境問題を考えると、やはり「住まいと環境とのつながり」は無視することができません。自然とうまく共生することが、これから地球に住ませてもらっている私達のにとって、一番重要な課題になってくると思います。家がいくら丈夫でも、家の器である地球の躯体が壊れてしまっては元も子もありません。しかし、ここで問題となるのは、便利な生活に慣れてしまった私たちに、昔の生活に戻れる忍耐力(≧ヘ≦)があるかどうかです。この点いついてはバランスが大切と考えます。我慢できる部分とできない部分を明らかにし、今の生活の質をできるだけ保つことが可能な、環境と住人に優しい家づくりをしたいと考えています。

 省エネルギーに関しては、断熱、通風、日照などの家づくりの基本設計でかなりの効果が期待できます。比較的我慢しなくても可能と考えます。自然と共生できる部分はなるべく多くの工夫し、環境とつながる家を目指したいと考えています。

 次に、環境という意味と少し離れるかもしれませんが、災害についても十分考えた家づくりも重要です。自然の持つ力は偉大で、あっという間に人命を奪うことができます。環境問題が深刻化すると、今後いろいろな災害が増えることが予想され、これらにも十分対応できる家づくりをする必要があります。特に、最近の集中豪雨はすさまじく、家づくりにおいても注意が必要です。また、地震∑(=゚ω゚=;)については言わずもがなです。災害に強い家づくりはやはり基本中の基本と考えています。

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2009年4月 7日 (火)

Hファミリーの家づくりのコンセプト(3)将来とのつながり

 昨年、母の家づくりを手伝わせてもらいました。ですので今回のHファミリーの家づくりは連続して2件目の体験ということになります。ラッキーなのかどうなのかわかりませんが、「家は3回建てなければ・・・・」という格言があるように経験はとても大切で、母には非常に感謝ですm(_ _)m。でも・・・家づくりは体力がいるので大変ではあります。体を壊さないようにといつも母に心配されています。

 母の家づくりの際に、家と家族との「将来のつながり」を考えることは非常に重要だと痛感しました w(゚o゚)w。家は住んでいる人の生活を守るための器であり、なによりも住人の安全を確保しなければいけません。しかし、母の旧宅で感じたことは、人間が老いて弱くなってくると、住人を守るべき家がその住人をいじめるようになるということでした。元気なうちは、寝て雨露がしのげればいいのですが、年老いていくと、小さな段差や温熱環境など、元気なときにはまったく気がつかないことが、とても大きな影響を及ぼしてきます。この経験がHファミリーの家づくりの原動力になりました。生涯賃貸でもいいやと考えていましたが、やはり自分達のファミリーを守ってくれる器はどうしても必要なのだと感じましした

 家づくりに際して、変化していく生活を守るために家として何ができるかを考えることはとても重要で、そうゆう変化に対応できる家づくりをしたいと考えています。私たちの家づくりは40歳台ですので、これから先もある程度見えてきています。たぶん2度と家は建てることはできないですから、これからの将来を十分に考えながら、家づくりをしていきたいと思っています。そのためには、家をつくり込まずに、なるべく将来の可能性に対応できる融通性と柔軟性を持たせた家づくりを目指したいと考えています。

 また、前のブログの図の中に「将来のつながり」で資産と書いてあります。老後において家と土地はお金としてのよりどころであり、十分な資産価値を持っていれば本当に心強いです。今満足するだけでなく、将来年老いても資産価値があるような家づくりを、「将来のつながり」として目指したいと思います。

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2009年4月 6日 (月)

Hファミリーの家づくりのコンセプト (2)家族とのつながり

 家という器の中で育(はぐく)まれる最も大切なものは家族の信頼関係だと思います。この信頼関係は家族が緩やかにつながっていることが大切で、家づくりにより最も大きく影響を受けると考えています。「家族のつながり」をつくることは、それほど大それた事ではなく、人間の持つ五感で何かしらつながっている事が大切で、そのつながりが生活の中で絶え間なく持続していることが重要なのだと感じています。この五感がつながる演出をするのが家の間取りであり、やはり間取りについては十分な配慮が必要と考えています。

 今は亡き父は私の小さかった頃酒癖が悪く、そのためあまり好きではありませんでした。思春期の頃には会話することはほとんどなく、無視する日々でした。しかし、狭い我が家では否が応でも日常生活においてつながっていなければならず、それが信頼関係を失わずに済んだと理由と考えています。

 特に中学時代のほろ苦い思い出があります。部活に負けて帰ってきたとき家に帰ると、すぐにふてくされて風呂に飛び込みました。我が家は薪のお風呂だったので、父が外で薪を燃しながら、「今日はどうだった」と話しかけてきて、面と向かって話せないことが風呂の壁を隔てることで話すことができました。涙が溢れてとまらなかったことを今でも心に残っています。それが間取りの妙なのかもしれません。今は人の手を借りなくても自由にお風呂に入れる時代です。しかし、その自由さが家族のつながりを断ち切ってきたことも見逃してはならないと思います。面と向かって話せないことが、何気なく話せる空間がある。五感により気配が感じられ、息遣いから何かを常に感じとれる。そんな家づくりをしたいと考えています。

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