夫婦と家づくり(5)
現在、コンセントやテレビの配線など些細のことですが、新たな相違に気付き、今さらながら夫婦の考え方のギャップに戸惑います。これにうろたえず受け入れられるか…が家づくりの行方を左右するのでだと思います。
まだ、夫婦だけですからいいのですが、これが2世帯住宅になったら、私には想像を絶するものになります。どこまで歩み寄れるか私にもまったく自信がありません(笑)。
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現在、コンセントやテレビの配線など些細のことですが、新たな相違に気付き、今さらながら夫婦の考え方のギャップに戸惑います。これにうろたえず受け入れられるか…が家づくりの行方を左右するのでだと思います。
まだ、夫婦だけですからいいのですが、これが2世帯住宅になったら、私には想像を絶するものになります。どこまで歩み寄れるか私にもまったく自信がありません(笑)。
私達の家づくりでも最初から家のイメージが夫婦で異なりました。妻は和風建築が好きでしたし、夫はモダンな家が希望でした。この価値観の相違はかなりの時間、平行線のまま時間が過ぎました。その間にお互い家のことについて本などで勉強して、ようやくお互いが納得できるイメージをつくることができました。どの部分を和風とし、どの部分をモダンにするのかを良く話し合い、私たち独自のモダンで和風の家を目指すことで合意しました。
この違いを埋めていく作業こそが「家族になるための努力」なのだと思います。お互いあきらめずに根気強く話し合う。確かに、壁の色、水栓の種類、お風呂の窓の位置などなど、数え上げたら切りが無いほどお互いの意見は対立します。話し合うと本当に他愛も無いことに膨大な時間がかかります。そんな些細なことですが、その些細なことに個人個人の価値観があるのだと思います。
その話し合いの中からお互いの将来の方向性が少しでも明確になれば、家づくりは成功したことになります。そして、夫婦の危機から脱して、明るい夫婦の未来が見えてくるのだと思います。大切なことはお互いが投げ出さないで粘り強く話し合うこと。その結果、愛着のある家が完成し、その中に心地よい空間が生まれるのだと思います。
「子育て」と「親の介護」はたぶん一番夫婦の危機として大きな問題ですが、解決方法は非常に簡単で、お互いができる範囲で協力を惜しまないことであり、とにかく、負担を分担することができればこの危機は乗り越えられます。答えは簡単ですが、なかなかそれを実現するのは大変ですが・・・・!
しかし、「家づくり」の問題は結構根が深いものがあります。家づくりでは、どんな夫婦の将来を描き、今後どのような生活を営み、家という空間をどのように共有するかを決める必要があり、このときに夫婦の考え方が大きく違うことに気付かされます。この違いを埋めていく作業は結構大変です。小さなことからの価値観や生活習慣などなかなか譲れない部分が多々発生してきます。
一生の内に「夫婦の危機!」は3回あると思います。「子育て」、「親の介護」、そして「家づくり」です。現代は、成田離婚などもあるのでもっと危機は多いのかもしれません。「子育て」と「親の介護」では閉鎖的空間で時間的、肉体的、精神的な負荷がどちらかに大きくかかると、その結果ストレスとしての夫婦の危機が訪れます。その家庭でも多かれ少なかれ、この問題は大きいと思います。しかし、「家づくり」の夫婦の危機は前者の2つとかなり意味合いが違うと思います。これはお互いの価値観の相違による夫婦の危機だと私は思います。
今回の家づくりも「家族になるための努力」の延長線上にあります。家族総出で協力して家づくりをすること。努力目標として「家づくり」を掲げ、家族が色々衝突しても良いので一つの目標に向かって努力する。その結果どんな家ができたとしても、家族のつながりは深まり、強い思い出として皆の心に刻まれるものと信じています。2009年、Hファミリーでは「家族になるための努力」の一大イベントとして家づくりを開始しました。
追伸:今週ブログのアクセス件数が1万件を越しました!(^^)!。メモ書きみたいなブログで写真も少なく、なんとも味気ないブログなのですが、見てくださる方がいることはとても励みになります。家のほうも実施設計が最終段階まで来ています。家のプランが決まり、請負が成立しましたら、より家の詳細を掲載していきたいと思います。また、工事が始まれば写真も多くなると思いますので、今後もお付き合いくだされば幸いですo(_ _)oペコッ。
家づくりのきっかけ(4)
昔の家族は生活していると、否が応でも個々が依存し協力しなければ生活は成り立ちませんでした。しかし、便利にかつ豊かになった現在にそれを求めることは無理な話です。それでは現在の家族にとって繋がりを作るにはどうしたら良いでしょうか?
それは「家族になるため」の努力をすることだと思います。個人生活が生活の主体となった今、家族の繋がりを作るためには、家族になるための仕組みと努力を惜しまないことだと思います。家族の絆を作るんだという強い意思と努力が必要なのだと思います。悲しいかな、そうしないと家族の繋がりが維持できない時代なのだと思います。
自由と情報化が急激に進んだ今、そのうねりの中に日本人の家族形態が見えない現在、そうするしか方法は無いのだと思います。本当はもっとシンプルな家族形成ができればベストだとは思うのですが・・・・!
現在の家族はお互いに依存しなくても生活することが可能となりました。母親が食事を作らなくても、外食やコンビニ弁当で事足ります。共働きなので父親が働かなくても苦しいけれども生活もできます。子供が家事を手伝うなど今では皆無の状態です。家にいても個室に入ってしまえば、個々が独立した生活にほぼ近い状態と言えます。共同で協力して何かすることは殆どありません。とても気楽で自由な生活ですが、この中から家族の繋がりを作ることなど不可能と言って過言ではありません。
昔の家族は一緒に生活しているだけで、自然と家族との繋がりが強くなっていったと思います。それは、たぶんお互いが強く依存していないと、生活が成り立っていかなかったためと思います。例えば、お母さんが食事を作ってくれなければ、家族は飯に有りつくことはできません。お父さんが働かなければ、家族は路頭に迷うことになります。子供が家を手伝わなければ、家の家事もスムーズに動きませんでした。家族にはこの外にもお互いに依存しなければ生活できないことが山のようにあったと思います。すなわち、協力して家族団結しないと生活ができなかったわけです。そして、協力することより家族の繋がりが育まれたように思います。
母の家づくりを通じて大きく感じたことは、家づくりは家族にとって一大イベントであるということです。この一大イベントを家族が協力して成し遂げることは非常に大切なことなのだと言うことを母の家づくりから学びました。
家族は普段個々の日常生活に忙殺されているため、家族の未来や過去をきちんと見据えて生活をしていません。現在のみを見ながら進んでいます。しかし、家族も何らかの機会にきちんと、過去を顧みて、家族の未来に対して考えることが必要だと思います。家族はお互い理解しているようで、実は多くを理解していません。それがすれ違いの原因となり・・・・・。きちんと面と向かって話し合うことが必要であり、家づくりは否が応でもその機会を与えてくれます。Hファミリーも家づくりをきっかけに家族について皆で考えて見たいと強く感じるようになりました。
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