最近のトラックバック

2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

バナー

  • ブログランキング参加中 クリックお願いします!

Hファミリーの家づくりサポーター

無料ブログはココログ

木工事

2011年10月21日 (金)

物干し

 ウッドデッキ工事が終了し、木工事の最後は物干しの工事となりました。こちらは松本大工さんです。物干しはなかなか高さや位置など決まりませんでした。最終的には現場で妻に手が届く範囲などを検討してもらい、現場で松本さんに作ってもらいました。ウッドデッキ上の柱を掘り込んで、竿受けを作ります。ここに2本の竿を通します。また、もう一本は布団やシーツなどを干すために低い場所に設けました。

 物干し竿はホームセンターなどに行ってもなかなかほしい長さのものがありません。色々検討した結果、物干竿は長く使うので、高くても丈夫なものを購入しようと決めました。
 埼玉県川口市に物干し竿の販売店があり、半径80km以内ですと直接届けてくれます。むろん無料ではないのですが、現場でカットするので、かなり長いものを購入できます。ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/alcyone7/で、何とも?の感じなのですが、非常に親切かつ丁寧に対応してもらいました。アルミで太いものを、現場でカットしてもらい、かなりがっちりした物干し台ができました。

2011年10月20日 (木)

ウッドデッキ(6)

 ウッドデッキの工事は松本さんでなく、山田棟梁グループが担当になりました。山田棟梁グループは、「星見亭」、「長~い家」、「外ごはんの家」を担当した大工さんたちです。3名で工事をするので、本当にあっとゆう間にウッドデッキ完成です!

Dscn1165
外水栓とデッキ下の基礎地業

Dscn1104
濡縁の基礎部分

Dscn1442
山田棟梁グループと由田さんとで中庭ウッドデッキ打ち合わせ中。

Dscn1450
濡縁工事開始

Dscn1453
中庭工事開始

Dscn1471
中庭ウッドデッキ完成です。

みなさん暑い中本当にご苦労様でした。

2011年10月19日 (水)

ウッドデッキ(5)

 まずはコンクリート工事からです。コンクリート工事は玄関ポーチの仕上げと一緒に、濡縁の基礎も同時に行いました。今回も、コンクリートに石埋めをおこないました。前回は、夫とお姉ちゃんが参加できなかったので、田村さんと由田さんに絶対参加できるように日程を組んでくださいと、念を押しておきましたので、大丈夫です。みんなで石埋めができました。

Dscn1273

Dscn1281
家族で石埋めです。

Dscn1300

 天気があまりよくありませんでしたが、ブルーシートをしながら一二三石風に金槌で石を打ちこんでいきました。今回は、気温が低かったせいもあり、前回のようにすぐに硬くなることもなくうまく埋め込みができました。みな満足の石埋めとなりました。

2011年10月18日 (火)

ウッドデッキ(4)

 

 田村さんのウッドデッキの施工方法は一般とはかなり違います。まずは表からはビスが見えません。ビスはすべて裏から打ちます。そのため雨でビスが傷んあだり、ビス周囲の木部が痛むことがありません。もう一点は根太の上端に防水シートをかぶせることです。これにより根太が濡れ難くなるので耐久性が上がります。大工さんには大変面倒な作業ですが、頑張って作業をしてもらいました。特に、ウッドデッキの下からのビス打ちは見ていても大変そうでした。

 木材ですがHファミリーでは桧を使用しました。ウェスタンレッドシダーや桧はこのような施工ができるようですが、ウリンやセラカンバツのようなハードウッドは下からビスを打つことは難しいようです。硬すぎるのでしょう!

 ウッドデッキは10年が寿命といわれます。是非ともメインテナンスして20年は持たせたいと考えています。その後は、ハードウッドかな?

2011年10月17日 (月)

ウッドデッキ(3)

 もう一つのウッドデッキがあります。それは中庭のウッドデッキです。こちらはプライベートのウッドデッキで、色々な用途に使用されます。広さとしては6畳程度でしょうか?普段は洗濯物を干しに主に使われます。しかし、休みなどの天気の良い日は朝食やBBQにも使います。椅子を持ち出して読書をすることもあります。また、結構風の抜けが良いので、夕涼みなどもします。さらに、DIYなどにも使用します。本当に多目的ウッドデッキです。

 今でも非常によく使用するウッドデッキですが、良くウッドデッキを作ったが使用しないという家が多くあります。ウッドデッキで一番大切なことは、外からの視線です。外からの視線があると、ゆっくりくつろぐとこができません。Hファミリーのウッドデッキは中庭なので外からは遮断されています。これが、たぶん一番大切な活用されるウッドデッキの条件だと思います。

2011年10月14日 (金)

ウッドデッキ(2)

 屋根が外壁よりも張りだしたものが「軒」。その真下に「縁側」といった緩衝地帯が設けられます。日本の家は、外部に対しては開口部を大きくとるので、直射日光や寒さ、風雨を和らげ、室内を守る必要があります。そのために緩衝地帯が必要となるのです。この緩衝地帯の効果は、縁側と部屋との境にある障子を、開けたり閉じたりすることで、さらに高まります。

 また、太陽は夏は高く、冬は低くまわっていますが、軒の出があることで、夏の暑いきつい日射しを遮り、冬の低い太陽の光はとりこむことができます。冷暖房器具によらずに家の建て方を工夫することで、天然の日射しをうまく利用し、光や暖あるいは涼をとるのです。これを「ダイレクトゲイン」といいます。

 現在、Hファミリーの家には土間が広くあるのですが、その土間に日中日差しが差し込みます。暖められた土間は夜になってもあたたかく、冬には大活躍してくれました。

 「バウビオロギー」という本には、環境と共生するすぐれた例として、日本の民家のスケッチがでてきます。日本の軒と縁側を、庭先空間や通気性のよい床下とともに、すぐれた「ダイレクトゲイン」の仕組みとして高く評価しているようです。

2011年10月13日 (木)

ウッドデッキ(1) ー 内と外の間にある緩衝地帯 ー

 昔のいなかの家は南側はすぐには部屋になっていなくて、外から入ってきた人が靴を脱がないままで腰掛けてお茶を飲んだり、ネコが日向ぼっこしたりできる縁側がありました。縁側の内側は部屋になっています。部屋との間に明かり障子が入り、外の光をやわらかく取りこみながら、外部からの視線を遮っています。縁側は「部屋」と「外」との間に入った緩衝地帯です。

 縁側はふだんもっともよく使う生活空間と庭先空間のつなぎとして働き、内と外との中間領域のあることで、庭作業の生活動線がとてもよくなります。Hファミリーではウッドデッキというよりは縁側をイメージして、家南側のウッドデッキを考えました。すなわち濡縁です。         

2011年6月27日 (月)

格子の工事(5)

 京町屋の格子は、さらに奥深く、格子の桟の長さや、太さ、間隔などがびみょーに違うい、これを見れば一目でその家がどんな商売をしているかわかるそうです。。

例えば

【糸屋格子】
 採光に適した構造で、格子の上部が開いています。色彩が大切な糸屋、紐屋、呉服屋などの繊維業界の店構えにつけられたもの。切子(立子の上部が一定の長さで切られているもの)の数は、織屋4本切子、糸・紐屋3本切子、呉服屋2本切子というように、商売に応じて採光率の調整もされているところがおもしろい。

【酒屋格子】
 2.4寸×1.4寸の立子を、2.4寸間隔に立て、2.7寸×三分の貫で留めた粗格子に紅殻塗されたもの。酒樽をあててもこわれない頑丈さを持ち、かつ材料も選び抜かれた角材ものを使用している。

【米屋格子】
 構造的には酒屋格子と同じであるが、質素で格子は木地のままのものが多い。米俵を積み上げるので土台の貫を二重にしている。

【麩屋格子】
 麩、湯葉、豆腐、こんにゃくなどの水を使う店構えのためのもので、格子の内側には「水場」「七輪場」「揚場」などの作業台がすべて設置されている。濡れても大丈夫なように障子には油紙が使われている。

【炭屋格子】
 炭屋はもともとは開放されていたが、炭粉が舞うため近隣への配慮としてつけられるようになった。そのため、格子の開きを狭くした板子格子となっている。

【茶屋】
 人目をしっかりさえぎりながらも、中からは外が見えてなおかつ光も適度に入るように桟の間隔や太さを決めていた。

などなどだそうです。参考:京の町屋

 格子工事が終わると大工の松本さんの仕事はほぼ完了!松本さんには本当に長い間ありがとうございました。あとは木工事は残工事のみとなりました。(ウッドデッキを追加したので、それは松本さんでなく、中野建業の山田さんグループにお願いすることになりました。)

2011年6月24日 (金)

格子の工事(4)

 格子と言えば京の町屋。やはり格子があると和を感じさせてくれます。格子が取り付くと、通りを通る人や、工事に入っている人から、「格子はいいねー」と皆さんから言われました。格子が付くことで家の雰囲気が一変したそうです。単に格子ですが、恐るべし格子です。

 京町屋の格子は奥が深いようです。京都は内陸気候で夏は暑いので、格子が発達したのではないでしょうか?建物の内側に光が差し込み、風が流れ、内部にいても外の気配を感じられる。しかし、防犯も十分にでき、デザインで特徴を出すこともできる。京町家の最大の特徴が「格子」と言われるのもわかる気がします。群馬も内陸気候で蒸し暑い所です。格子を使った家づくりは理にかなっていると思います。田村さんの設計でも格子はかなり多用されています。地域や風土の合った設計こそ一番大切なことだと田村さんに教わりました。

2011年6月23日 (木)

格子の工事(3)

 引き違い戸の窓の格子も寝室と浴室は間隔が違います。寝室は防犯と目隠しが目的ですので間隔は狭くしました。浴室は防犯のみで、坪庭が見えるようにかなり広い間隔の格子としました。格子が浴室からの景色の邪魔になるように思いますが、格子越しの景色もとても感じが良いものです。また、浴室に木を使用しているので湿気をなるべく追い出したいので、窓はなるべく開けています。格子があると防犯上とても安心して開けておくことができます。また、Hファミリーの浴室からの景色は後ろの家の車庫のみしか見えません。ですので、それほど景色を見るようにする必要はなく、坪庭と空が少し見えればそれで十分だと思っています。

Dscn0538
寝室の格子です。

Dscn0522
浴室の格子です。

Dscn0547
浴室内から見た格子です。かなり視線が通ります。

 現在、浴室と脱衣所の内戸は換気のためにいつも開けっ放しです。ダイニングやキッチンから浴室が丸見えなのですが、窓の格子から見える椿がとても素敵で、浴室を見せておいても全く気になりません。格子を付けて良かったと今感じています!

より以前の記事一覧