板金工事

2011年6月29日 (水)

笠木と竪樋

 

久しぶりに板金屋さんの出番です。

 笠木とは木の上端木口から雨水の浸透を防ぐため取り付ける横木のことを言います。格子の取り付く下の部分にガルバリウム鋼板の笠木を付けました。笠木部分の下には木の板を挟み、笠木の上に人が乗っても踏み折れ等が起きないようにしています。こんな所もなかなか素人にはわからない設計です。ガルバリウムの笠木の利点は、平板から製作するために、色や笠木の幅、大きさなどがある程度自由に選べます。よって、躯体の大きさに合わせて笠木の大きさを決めて施工ができます。さらに、けた巻き、もや巻きも行なわれました。これにより、小口からの雨の侵入が防げます。

 板金工事はその後、竪樋が設置され終了となりますが、足場の解体前に縦樋を取り付ける予定でしたが、板金屋さんが風邪でダウン!足場解体後に縦樋の取り付けとなりました。しかし、平屋でしたので全く問題なく取りつきました。

Dscn0561

格子の下の部分が笠木です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月25日 (木)

ガルスパンの断熱材の欠き込み

 切り口をタッチアップしている際に、断熱材の欠き込みがしてない箇所をいくつか見つけました。ガルスパンは前にも書きましたが、断熱材が裏打ちされています。この断熱材ですが、水を吸うと黒くなりカビの生えたような状態になります。これはサンプルを雨ざらしにしておいたときに経験しました。

 施工手順にも書いてありますが、水切部などでは断熱材の吸水を防ぐために、本体下部から断熱材を10㎜程度取り取り除く必要があります。松田さんも丁寧に欠き込んでくれていましたが、やはり壁の量は膨大!2,3箇所欠き込んでない場所を発見しました。

 自分でも欠き込んでみましたがなかなか難しく、結局、板金のプロ・松田さんにお願いしました。簡単な作業でしたが松田さんは快く引き受けてくださり修正されました。タッチアップはこんな所で役に立ちました。

Rimg0075
欠き込み前

Rimg0076
欠き込み後

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月25日 (月)

雨樋の問題

 最近はゲリラ豪雨というように本当に多量の雨が短時間に降ります。Hファミリーの家は軒が大きいので必然的に屋根が広くなり、雨樋で処理する水量が多くなります。やはり大屋根から落ちてくる雨を下屋の雨樋で受けるのですが、どうしてもφ105mm/2の半丸樋では雨水を飲み込むことができないようです。どうしてもオーバーフローしてしまいました。自家製の縦樋が悪いと思い、アルミダクトに変えましたがやはり飲み込めない!田村さんに言って検討してもらうことにしました。方法としては、φ105の樋を大きなφ120mmに変更するか、大屋根の樋の縦樋を別途にするかです。その結果、東部分は大屋根の排水は別系統で、西側はそのままで行うこととしました。

Rimg0042
かなり溜っています。奥のほうに大屋根から落ちてくる雨水が見えます。これが原因です。

 また、雨樋の水勾配悪い部分を発見!傾斜が緩いために雨が降った後に雨樋に水が溜まったままになる箇所がありました。こちらもスズキ建材さんに連絡して水勾配がきちんとなるように、雨樋を一部欠きこみ修正してもらいました。

Rimg0021
樋に残る雨水

Rimg0029
破風に欠き込みをして水勾配を確保しました。

 やはり、現場に行ってよく見ることはとても大切なのだなと痛感しました。今の段階では色々な対策が取れます。竣工後ではそうはいきません。豪雨のときに大変ですが雨樋のチェックはなるべくやったほうが良いかと思います。


完成見学会のお知らせ

 ブログではまだ完成していませんが、実際にはほぼ完成となりました。下記の日程で見学会を行ないますので、興味のあるはご連絡下さい。

日 時  2010年10月31日(日) 
10:00~12:00 (10:30~説明会) 
14:00~16:00 (14:30~説明会) 
田村建築設計工房に要予約 

電話かFAX(0279-23-2796)またはメール(tam-kobo@khaki.plala.or.jp)にて前日までに予約をお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月22日 (金)

雨樋の取り付け(3)

 縦樋は外壁左官工事が終わって外部足場取り外し前に取り付けになるので、その間(特に梅雨時期)の雨対策として、田村さんから何か竪樋に変るものを作ってくださいと要望がありました。後で捨てるものなのでお金はかけたくありませんし、かといって小学生のような工作では工学部出身としては面子があります。そこで安価な外径50mmの黒ビニールホース(セキチュウで購入)とペットボトルを組み合わせて竪樋を作ってみました。外径50mm以上のホースはけっこう高額なのでもったいない。多少排水量は犠牲になりますが、50mmのホースで代用しました。

Rimg0161

 これは結構田村さんには好評でした。しかし、大体の部分はこれで足りたのですが、大屋根から雨水が集まる場所の2箇所は排水能力が不足していました。後でアルミの安いダクトで変更しました。

Rimg0085

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雨樋の取り付け(2)

 取り付けた樋は半丸という形です。他には角樋という断面が四角い形のものがあります。よく使われるのは樹脂製やカラー鋼板ですが、Hファミリーのものはガルバルウム鋼板製です。耐久性については申し分ありません。

Rimg0131_2

 この半丸の形ですが非常に懐かしい形で、昔からよくある用に思います。しかし、最近ではこの半丸の雨樋は需要が少ないようで作っているところあまりないようです。半丸型はとてもさりげなく、軒先をスッキリと美しく見せてくれているので、私としてはとても気に入っています。

 さらにあんこうと呼んでいる、軒樋から竪樋に落とし込むラッパのように拡がって居る部分を「あんこう」と言います。これも懐かしい!通常は大きな四角いハコのようなものが付いています。

Rimg0129_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月21日 (木)

雨樋の取り付け(1)

 雨樋をいつ設置するのか田村さんと検討しました。雨樋の本格的な取り付け時期は外壁が仕上がってからが一般的です。しかし、外壁が仕上がるまでの間に雨が降ると外壁の下地が濡れてしまったり、建物の足元がぐちゃぐちゃになったりします。特に樋がないと雨水がそのまま下に落ちるだけならいいのですが、足場に当たるとそれが跳ね返り、外壁にかなりの量飛び散ります。そこで、出来るだけ早い時期に横樋を取り付け、縦樋は仮でつなぐようにお願いしました。

 板金工事の石坂さん再度登場です。雨樋を取り付けてもらいました。

Rimg0136

Rimg0165

Rimg0170


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月20日 (月)

ガルスパン外壁工事(4)

 外壁のガルスパン工事終了です。

Rimg0042

Rimg0031

Rimg0086

 外壁ができると本当に家らしくなってきました。松田さんには小さな傷跡のタッチアップをしていただき、ガンメタリックのタッチアップ塗料を頂き、タッチアップの方法も教えていただきました。短い間でしたが丁寧な施工ありがとうございました。(後日、もう一度きてもらうことになったのですが!それはまた後で!)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月17日 (金)

ガルスパン外壁工事(3)

 ガルスパンの施工方法は、通気胴縁に耳部分を釘打ちしていき、釘打ち部分は、重ね合わせていきます。そのため釘打部は表へは一切出ません。外壁の施工は、一枚一枚、測って切って貼り合わせていきます。

 窓周りは、しっかりと板金でコの字に差込み受けを造り、万が一、サッシ周りから雨が入っても、抜けていく構造になっています。

272

 ガルスパンは一枚の長さが3m、4m、6mのサイズがあります。6mは現場に搬入するのが一苦労なので、殆ど使わないようです。(片流れ屋根の家では非常に長い屋根材を使用していました。これは、家の敷地の隣が大きな駐車場があったのでできた方法です。通常は長い部材を搬入することは困難を伴います。)

 北側の一番高い外壁は、5m程度ありますから、4mのガルスパンを接いで張ることとなります。ただし、そのまま継ぎ合わせると水が入るので、水切りの役物を使用します。この継ぎ部分も田村さんと鈴木さんが話し合い、目立たないように継ぎの部分も検討していました。若干設計図とは違うように接いだようです。

235_2
使用したガルスパンはガンメタで4mものです。

Rimg0087
トイレの部分は下の部分で接ぎました。

Rimg0093_2
北側部分のほとんどは上の部分で接ぎました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月16日 (木)

ガルスパン外壁工事(2)

 まずは役物の取付です。窓周りの両サイドと下側はコーナー(見切り)役物で処理します。

軒天にも見切りの役物を使用しています。ガルバリウム外壁の出隅や入隅にも役物を使います。

Rimg0046

軒天、入隅、出隅の役物です。

Rimg0093

軒天の部分に役物が取り付けられています。

256

272

窓周りの役物です。

276

窓の周りは結構複雑です。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月15日 (水)

ガルスパン外壁工事(1)

 ガルスパンは基本的に現場で施行します。カットし雨に塗れれば錆びますので、切断面の小口が現れないよう役物が使用されます。この役物を多用することが窯業系サイディングとの大きな違いです。ガルバリウムなどの金属の外壁工事の場合は、四隅はもちろん、軒天との取り合い、窓周りなど、ほかの部材との取り合いは、役物と言う部材で取り囲んでから施工することが多いのです。他の部材との取り合いをすべてコーキング施工する窯業系サイディングとは大きな異なります。コーキングで収めるほうが容易ですが、なるべく役物を使って切り口を雨にさらさないことが大切です。また、コーキングはさほど耐久性がありませんので、後々雨漏りの原因にもなると思います。ガルスパンは穴やサビについて10年保証がありますが、切り口についての保証はありません。(錆びるのは切り口ですからこの保証はまったく役に立ちません。)

233_3

これがガルスパンです。見えているのは断面で断熱材が裏付けされています。


| | コメント (0) | トラックバック (0)