建具(12)
現場に搬入された建具が鍋谷さんによって次々に取り付けられていきます。既に塗装が済んでいますので安心して作業を見学させていただきました。建具は既製品と違い、建具枠に合わせて、現場で微調整していきます。建具屋さんは鉋(かんな)を使って、建具枠に合わせて、建具を削ってピッタリ合うように調整していきます。一番苦労したのが、土間の靴箱の扉で、ガードレールを土間タイルに取り付けるのですが、タイルが固い。何本もドリルがいかれてしまったようです。ダントーのタイルは、皆さんからかなり固いと評判が・・・!でもその分緻密な良いタイルなのだと確信しました。建具が取り付くと室内の雰囲気が一変し、家の完成に近づいた感じがしました。
建具屋さんの作業をしているうちに是非とも調整方法を教えてもらうことを忘れないでください。近頃の木製建具の多くは、左右、前後に、ものによっては上下にと、調整できるようになっており、軽微な狂いは、簡単に素人にも対応できるようになっています。建具はどうしても湿気や暑さ寒さで狂ってきます。建具屋さんに手間を取らせないように簡単な調整方法はマスターすることをお勧めします。
今回建具を鍋谷さんにお願いしたのですが、本当に建具を入れてよかったと感じます。何よりも家の雰囲気が良いのです。既製品ではこのような質感はやはり無理です。建具はコスト削減する場合、常に第一候補になってしまいますが、是非とも建具にも予算を割くことをお勧めします。
建具が搬入されました。既にシッケンズの塗装、蜜蝋ワックス塗りは済んでいます。
シナ合板のフラッシュドアです。上部にフュージョンガラスが組み込まれています。
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